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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第23話「動き出すそれぞれ」
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の暴走が収まり、やや服装の乱れた女生徒2名が疲れ切った様子でそう答えた。

え? 山田先生? 彼女はこんなこと慣れっ子ですから……。

麻耶
「慣れてません!!!」



千冬
「んん、とにかくあいつらがああ言っているのだからあの襲撃者の時間稼ぎは2人にまかせよう」


先程までのやりとりのせいで何もかも台無しだが、改めてリテイクする千冬。

まぁ、そうしてもらわないと進まないんですけど…


セシリア
「先生、私にISの使用許可を!!! すぐに出撃できますわっ!!」


千冬に出撃許可を求めるセシリア。
だが―、

千冬
「そうしたいところだが…これを見ろ」

セシリアの答えに1つのモニターへと視線を移す。
そこには緊急システムがレベル4と表示されていた。


「遮断シールドがレベル4に設定!?」
千冬
「恐らく襲撃者()の仕業だろう。外部へ連絡を取ろうにも通信はジャミングされ、全ての隔壁が降り避難もままならないどころか私たちもこの部屋から出られない状態だ」

「そんなっ!?」
セシリア
「だったら私のブルーティアーズで――」
千冬
「扉を破壊するか? お前の機体はどれも威力が高い。この精密機器が密集した場所では危険すぎる」
セシリア
「うっ…」

千冬の言うとおり、レーザーという高エネルギー兵器をこんな場所で使用してはただではすまないだろう。




「まさか、この騒動はオラクル(あの人たち)の仕業では…」
千冬
「それは無い」

箒が一つの可能性を思い浮かべたが、千冬はそれをすぐに否定をした



「どうしてそう言いきれるのですかっ!! 入学してから彼らのことを見てきましたが、いつもふざけては好き勝手に暴れて場を乱すだけじゃないですか!!」

千冬
「場を乱す、か……確かにそうかもしれん。だがな、あいつらはこんなつまらない(・・・・・)ことは絶対にしない」


箒の発言に一切の迷いなく断言をする千冬。
それには信頼か確信かそれとも―――



「………」
千冬
「…納得がいかないといった顔だな」

「…いえ、そんなことは」
千冬
「まぁ、確かに普段のあいつらの行いから否定できない要素もある。だが、今頃その好き勝手に暴れてる連中がこちらの救助に向かっているだろう」


―――
――


<整備室>

[カチャカチャカチャッ…]

[ビーッ!!! カシュンッ…]


お母さん(仮)
「よし、開いた!!」

早苗
「3・6・9班はポイントβに向かい、近衛君達と合流し避難活動を、合流するまでの指揮は黄瀬君にお願いします」
大賀
「任しときっ!!」

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