第13話
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、挙句の果てに屋根から飛び降り自殺して解除した。
同時刻、本体はラーメン一楽で味噌チャーシューラーメンを満足気に頬張っていたのだが、突然頭に、失敗して飛んで来た剣玉が当たったような衝撃が走り、思わず麺を口と鼻から噴き出してしまった。
「お、おい!?大丈夫か、ボウズ?」
「あ、ああ〜・・・だ、だだ、大ジョー夫でしゅよ?」
ナルトは突然のことで頭が混乱したせいか、声は裏返り、変な受け答えをしてしまった。
その返答に店主のテウチは余計に心配そうな顔をしてナルトを見ている。
店の看板娘であるアヤメもテウチとほぼ同様な顔をしながら御絞りでナルトの顔をヌギヌギと拭いている。
ナルトはヌギヌギされながら頭の中に入ってきた8日分の情報を必死に整理しながら今後のことを考えていた。
"恐らく、少なくとも3時間以内にイタチは一族をスパスパ斬ってから里を抜けるはずなので、それまでにイタチの家に到着しなければならない。
したがって、行動を迅速にしなければ・・・!"
ナルトは急いでラーメンを食べ切って勘定を済ませ、一旦自宅に向かう。
屋根伝いに飛んでいったおかげで1分もかからずに家に到着したナルトは必要な物を急いで準備する。
試験管、注射器、メス、培養液の入った大きめの容器を数個、クナイ・・・そして何故か金棒。
一通り荷物をまとめ終えたところで一旦水を飲んで一息吐いてから、今度は颯爽と部屋を飛び出し、イタチの家に急いで向かう。
屋根伝いに駆けている途中、一瞬ではあるが、一本の電信柱の天辺にイタチが満月を背に立っている姿を見かける。
「もうそんな時間か・・・急がねば・・・・!」
ナルトはイタチを見かけてからギアを一段階上げ、20秒も経たぬうちにうちは一族の居住区に到着した。
「こいつはくせぇーっ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーー!!」
居住区に入った瞬間、ナルトは少し吐き気に襲われた。
それもそのはず、イタチがバッサバッサ斬っちゃっているもんだから血生臭いにおいが居住区一帯に充満しているからである。
周りを見渡せば、死んで間もない人々の山々が広がっている。
ナルトは近くで倒れていた女性に近付き、メスで腹を切り開いて卵巣を取り出し、それを持参した培養液入りの容器に入れる。
今度は別の倒れている女性に近付き、同様のことをする。
ナルトがしばらく、この作業を何度も繰り返している頃、イタチの家では、自分の両親を殺めた人物・・・『うちはイタチ』が両親だったものを前にして茫然と立ち尽くしていた。
「これで、良かったんだ・・・これで・・・。」
右手で握りしめているクナイからは、ポタッ・・・ポタッ・・・、と血が滴り落ちて、床に赤い水溜りを作っていた。
しかし、その水溜りは、どこか少し色が薄
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