第156話 殺人犯
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っ!!」
私は慌てて否定する。
ル「この人はカイト。ここまで連れて来てくれたのよ。」
カ「こんばんは。」
ユ「な、何だ。びっくりしたぁ〜。あ、こんばんは。」
ユモもカイトに短く挨拶をする。
カ「それじゃあ、僕はこれで。」
そう言うと、カイトは船の中へ入って行った。
ル「ユモ、私たちも行こう。」
ユモはずっと目を離さずカイトの事を見ていた。まさか・・・!
ル「ユモ、まさかカイトに惚れたの?」
冗談半分で言ったら、
ユ「ルーシィ、あいつ何者?」
ル「え・・・?」
ユモの澄んだ青い瞳が獲物を見つけた狼のように鋭かった。
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私とユモは今応接室のソファーに座っている。目の前にはミハル王女本人と、ミズナラ城の王、ミヤベ王と、ミズナラ城の女王、ミズキ女王と、ミズナラ城の王子でミハル王女の弟、ミヤビ王子が座っている。私とユモはソファーの上で固まっていた。
ミヤ「そんなに緊張しなくていいですよ。楽にして下さい。」
ミヤベ王が優しく言う。でも、余計に緊張しちゃう。
ル「い、いい依頼内容を、くくくく詳しく説明、し、しし、して下さい。」
口が回らなくなっている。恥ずかしい//////////
ミヤ「依頼用紙のとおり、私の娘、ミズナラ城の王女、ミハルの命を狙っている者からミハルを守ってほしいのです。」
ミズ「ミハルがお客様の前に出るのは午後8時の乾杯の時です。ルーシィ様とユモス様にはステージの陰からミハルの事を守っててもらいます。」
ミハ「よろしくお願いします。」
ミハル王女が丁寧に頭を下げる。
ル「分かりました。」
ユ「必ず、ミハル王女をお守りします。」
ミヤ「ありがとうございます。それでは、8時までここで寛いでて下さい。」
そう言ってミヤベ王とミズキ女王とミヤビ王子は応接室から出て行った。応接室には私とユモとミハル王女だけが残された。
ミハ「ルーシィ様と、ユモス様と言いましたね。」
ミハル王女が艶やかな黒い髪の毛を揺らしながら微笑んだ。ピンク色の宝石が埋め込まれたティアラとネックレス、ふんわりとしたピンクと白のシルクのドレスがすごく似合っている。さすが王女様。
ユ「ルーシィが言うセリフじゃないと思うよ。」
ミハ「あら。ルーシィ様もどこかの王女なのですか?」
ル「う〜ん・・・王女じゃなくて、令嬢ですね。魔道士の。」
今はもう違うけど。
ミハ「私の命、お2人に託します。」
はい!しっかり託されました
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