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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第156話 殺人犯
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夜のハルジオンの港。そこにとても大きな豪華客船が止まっている。その豪華客船の中にタキシードを着た男の人や色とりどりのドレスを着た女の人たちが次々に入っていく。私もピンク色のパーティードレスの裾が地面に付かないように裾を少し持ちながら、豪華客船の周りをうろうろしていた。どうして私が、お姫様みたいな格好をして、こんなところでうろうろしているのかと言うと、ちょうど3日前の事。

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ル「はぁ・・・」

ミ「どうしたのルーシィ?ため息なんかついちゃって、幸せが逃げちゃうわよ。」

バーカウンターのテーブルで突っ伏してため息をついている私にミラさんが声を掛けてきた。

ル「もう、幸せ逃げちゃってます・・・」

ミ「えっ?」

ル「お金・・・ない・・・」

高額のクエストに行っても、必ずナツやグレイやマヤがいろんな物を壊しちゃうから報酬減らされちゃうの。昨日行ったクエストも、1週間前に行ったクエストも、2週間前に行ったクエストも、全部報酬減らされちゃった。

ル「このままじゃ。今月の家賃払えないんですよ〜。ミラさん、何とかなりませんか?」

ミ「う〜ん・・・私はあの3人を止める事は出来ないし・・・」

当の本人たちはと言うと、

ナ「今何つった?変態氷!ポジティブ野朗!」

グ「ごちゃごちゃうるせぇんだよっつったんだよ。クソ炎!バカアホリョウ!」

リョ「少しは大人しくしろっつったんだよ。垂れ目野郎!吊り目野郎!」

ナツとグレイはリョウと一緒に喧嘩中。マヤは・・・

マ「ZZZ・・・」

テーブルの上でお昼寝中。ウェンディが毛布を持ってきて、お昼寝しているマヤの体にそっと毛布をかけてあげている。

ミ「あっ!そうだっ!」

ミラさんがパンッ!と手を叩いたかと思うと、依頼板(リクエストボード)のところに行って1枚の依頼用紙を持って戻って来た。

ミ「この依頼、ルーシィにぴったりだと思うんだけど・・・」

ミラさんが持ってきた依頼用紙を受け取る。クエストの内容は、【ミズナラ城の王女、ミハル王女の1日ボディガード 1000万J】と書かれていた。私は椅子から勢いよく立ち上がる。

ル「ミズナラ城って、あのミズナラの街のお城ッ!?」

ミ「そうよ。そのミズナラ城の王女、ミハル王女が3日後誕生日なの。その誕生日パーティーがハルジオンの港で行われるのよ。すごく大きな豪華客船でね。」

た、誕生日を海で・・・私もハートフィリア家の令嬢だったけど、海で誕生日パーティなんてやった事もないわ。

ミ「でも、1週間前に
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