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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第61話 圏内も危険はあります
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のではないのだ。
「やれやれ……、やっぱり これだ、……来なきゃ良かったか?」
それを訊いていて、ため息を吐いていた。
リュウキは、正直言ってこういった類に絡まれるのは、やっぱりめんどくさいのだ。愚痴ならば、聞こえない所でやってもらいたいものだと思っている。聞こえるようなところで言うから精神的な攻撃となるのだが、リュウキはそう言った事は考えていなかった。
ただ単純に面倒くさいっと思っているだけだった。
「む〜〜……」
レイナはと言うと、睨みを利かせながら周囲を見ていた。自分としては、素顔のリュウキの事を見ていたかっただけ。こう言うつもりじゃなかったんだ。
だけど、自分の認識が甘かった、配慮が足りない、と言う他はない。
でも、好き勝手に言っている連中に言ってやりたいと思っていた。
「リュウキ君はそんな人じゃないのに〜……」
ぼそっ……とだが、そう言う。
大声で言い、そして斬りかかりたい衝動にもかられたが……、自分は血盟騎士団でもトップの地位に所属しているんだ。下手なことは出来ない。
「レーイ」
アスナは、レイナの頭に手を載せる。どうやら、それで落ち着いたのか、レイナはとりあえず殺気?を収めていた。
「まあ、3人とも有名だからな。こんなのも仕方ないんじゃないか?」
キリトはそう答える。
「………ああ、そうかキリト。これが 羨ましいなら、代わってやるぞ? ……と言うか、頼むから代わってくれ。なんなら金だしてもいい。言い値で売ろう。この名声?を。オレには要らん」
リュウキは面倒くさそうにだが、若干真剣にそういった。この男が……こんなに頼むのは初めてかもしれない……とキリトは一瞬驚いていたが、キリトの答えは決まっていた。
「いやしかし、断る。オレも勘弁だ」
キリトに丁重に断られてしまった。
「まぁ………そうだよな」
リュウキは、無理もないことだと早々に折れた。
そもそも売買出来る様な事ではない……と重々承知だからだ。
そして、ある程度食事も済んだところで……。
「ま、それよりもさ……。今日はありがと……。私達をガードしてくれて」
先に口を開いたのはアスナだった。どうやら、礼を言いたかった様だ。
「あ……ああ」
キリトは半ば連行されてきたようなものだから、まさか礼を言われるとは思ってなかったようだ。そして、キリトと同じ感想のリュウキは首をかしげる。
「……ん? 礼を言われる場面だったのか? さっきのは」
リュウキは不思議そうにそう聞いていた。
あの殺気で礼を?と。
「……ええ、そうよ?」
アスナは、普通にそう返していたが。
―――……嘘つけ。
と、リュウ
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