スーパーロボット大戦OG外伝
0470話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
悪の場合は自分達の手柄とするべくケネス・ギャレット辺りに売り飛ばすだろうと。
まぁ、逆に言えば俺達の存在が利益になる限りは裏切らないという保証もあるのだから、一時的に手を組む相手としては十分以上だろう。信頼が置けない以上は手を組むのはあくまでも一時的に過ぎないのだろうが……
内心で考えながら鵬法璽の存在を思う。これを使えばこちらを裏切るような真似は出来なくする事が出来るから腹の探り合いもいらなくなるんだが……まずはそこまでどうやって持っていくかだな。
「そうか。協力関係が維持出来ていて俺も安心してるよ。ならその協力関係に免じてちょっと取引をしたいんだが」
『取引、ですか? それはヴィンデルさんも了解しているのかしら?』
……ああ、そうか。シャドウミラーとローズとの関係はドルムに行った時点で途切れていたのか。ローズの言葉に小さく首を振る。
「ヴィンデルはあの戦いの最中に死んだよ。今では俺がシャドウミラーを率いている」
実質的なリーダーはレモンだったりするのだが。
『それは……残念です。貴方がシャドウミラーを率いているというのは了解しました。それで取引というのは?』
「それに関しては直接会ってから詳しく話したい。少なくてもイスルギ重工に利をもたらす事であるのは保証するよ」
『……通信では教えられない、と?』
「ああ。何しろ直通回線ではあるが誰が横で聞いてるか分からないからな。そんな所で大事な取引内容を話す訳には行かないだろう?」
『……』
俺の言葉に、手元にあるコンピュータを操作して何かを確認して頷く。
『分かりました。では今日の夕食を一緒にどうでしょう?』
「それで構わない」
『では、後程そのホテルへと迎えの者を向かわせますので』
「服装はスーツの方がいいのか?」
『いえ、そのままの格好で構いません。ではまた後程。取引内容に関しては楽しみにしています』
最後にそう伝え、例の如くニコリと微笑んだ後に通信が切れるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ