暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0470話
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『あら? 貴方は確かシャドウミラーの……』

 画面に映った俺の顔を意外そうな顔で見るローズ。

「ああ、アクセル・アルマーだ」
『あら、あらあらあら。一体今までどこに? 一応協力関係でしたのでハガネやヒリュウ改がこちらに戻って来た後に探したんですのよ?』
「こっちも色々とあってな。……それよりも今の言葉を信じるのなら、今もまだ俺達シャドウミラーとお前達は協力関係だと考えてもいいのか?」

 その言葉にピクリと反応するローズ。

『……まだ、シャドウミラーと名乗れる程度の戦力を保持していると?』

 自らの利益になるのかどうかを、その頭の中で考えているのだろう。……一見おっとり系の美人に見えるんだが、中身と外見をイコールで結んではいけないという典型的な人物がこのローズだ。

「ああ。今まではちょっと事情があってそっちに連絡出来なかったが、正直現在のシャドウミラーは純粋に戦力だけで考えれば、以前よりも数倍……下手したら数十倍に達しているぞ」

 まぁ、その殆どを占めるのはメギロートだったりする訳だが。ただ、パイロットとしてはコーネリア、ムウ、イザークといったそれなりに腕利きの者が揃っている。主戦力である量産型Wにしてもホワイトスターやらインスペクターやらで入手した技術によりその性能は飛躍的に上がっている。以前は一般的なザフトの赤服やコーネリアの直属部隊とも言えるグラストンナイツレベルだったのだが、今はそこからさらに1歩を踏み出したと言ってもいいだろう。アレだ。以前からレモンが悩んでいた一流と超一流の壁を破りつつある、みたいな感じだな。今ではエヴァや葉加瀬と協力して魔法の射手程度でいいから疑似経験や疑似記憶で収得させようとしているとか何とか。
 尚、イザークについてはシャドウミラーに所属してからの訓練等で既に赤服といったレベルではなくなっている。さすがに量産型Wと同程度の腕として扱われるのはプライドに関わったらしい。

『それは確かに興味深いですわね。それでは今回連絡してきたのは? どうやら本社の近くから連絡をしているようですが』

 なるほど、俺の通信に出るのが遅いと思ったら逆探知でもしてたのか。まぁ、その程度は予想済みだ。と言うか、それを期待してこのホテルに部屋を取ったんだしな。

「その前に先程の質問に答えて貰いたいな。俺達シャドウミラーとローズ、お前達とはまだ協力関係にあると思ってもいいのか?」
『ええ、もちろんです。共にあの苦難を乗り切った仲ではないですか。当然私はシャドウミラーの皆さんを友人だと思っていますわ』

 ニコリ、と一見すると慈母の微笑みとも取れる笑みを浮かべるローズ。だが、俺は知っている。この女はもし自分達の利益にならないと知ればあっさりと俺達を切り捨てるだろうと言う事を。そして、最
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