スーパーロボット大戦OG外伝
0470話
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見学はこの辺にしておいた方がよさそうだ」
戦闘が終われば当然周囲に敵の残存部隊がいないか確認するだろう。その時に見つかりでもしたら厄介だからな。それにしても……
「まさかOG外伝の真っ直中に現れる事になるとはな。トラブル体質云々って問題じゃないような気がするが」
思わず溜息を吐きながら樹の影に隠れるようにして戦場になっている場所から距離を取っていく。
あの戦闘が起きているという事は、ここは確か南欧。つまりは南ヨーロッパな訳だ。そうなるとまずイスルギ重工までの足を確保する必要がある訳だが……まぁ、それに関しては心配いらないか。
脳裏に空間倉庫のリストを表示し、ソルプレッサを選択。すると次の瞬間には俺の隣にASRSを装備したソルプレッサが姿を現していた。
「戦闘機の類はPTとかに比べればあまり得意じゃないけど……まぁ、使えない事はないから大丈夫と言う事にしておくか。ネギま世界並に魔法が使用可能なら影のゲートで距離を稼げたんだが……」
呟きつつ、ASRSを使用してからソルプレッサを起動させる。
幸いそれなりに広くなっている場所があったので特に苦労する事も無く離陸が可能だった。
「……向こうはそろそろ勝負が付きそうだな」
遠くに見える戦闘で発生する光が徐々に静まっていっているのを感じる。
「なら見つからないよう、今のうちに移動しておくか」
ソルプレッサの機首をデータ通りに日本の方へと向けて出発するのだった。
「さて、まずは腹ごしらえだ」
周囲に見えるのは日本語の看板であり、日本人達だ。ASRSを展開したソルプレッサでいわゆる密入国をした後に、イスルギ重工本社ビルがあるこの街までやってきたのだ。早速ローズへと連絡を取ろうかとも思ったのだが、その途端に俺の腹が強烈な自己主張をしてきた為にまずは腹ごしらえとなった訳だ。何しろ腹が減っては戦は出来ぬとも言うしな。周囲を見渡し、近くにある蕎麦屋へと入っていく。
「へいらっしゃい」
威勢のいい声で出迎えられながら席へと着き、メニューを眺める。
一般的な蕎麦のメニューは大体揃っているな。
「ざる蕎麦、山菜蕎麦、鴨南蛮、カレー南蛮をそれぞれ1つずつ。ただし1度に出すんじゃなくて伸びないように順番に出してくれ。それと追加で天ぷらの盛り合わせを2セット。それと……忘れる所だった。最後にカレーを」
メニューを見ながら美味そうな写真を見て次々に注文していくと、次第に店主の頬が引き攣ってくる。
「お、お客さん。それ全部1人で食うのかい?」
「もちろんだ。ああ、大丈夫。金はあるからな」
この世界の金については、以前この世界で活動した時の物があるので活動資金についての心配はいらない。いざとなった
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