52限目 雄二
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霧島は鈴木財閥の政略結婚のせいで見合いをしていた。
そして見合いを見に来た明久、ムッツリーニの二人は霧島の見合い相手に殺意を覚えながらじっと耐えて見ていた。
「、、、にしても翔子ちゃん綺麗ですね」
「そうね、着物が凄い似合ってる」
「これぞ、日本の女って感じだね。坂本君」
「何で俺に聞くんだ?工藤」
というものの雄二も正直最初は霧島に見とれてしまった、、、なんて口が裂けてもいえないと雄二は心の中で決心していた
「雄二、ちょっといい?」
明久は雄二を呼び皆と少し離れた
☆
「ナンだ?明久」
二人は料亭の庭に出た
「で?本音は?どうしたいの?」
「は?」
「分かるよ、半年離れたけど、雄二が無理してるのはね。多分皆知ってるよ」
雄二は観念したかの様に、近くにあった椅子に座った。
「確かに俺は政略結婚と聞いたとき阻止したいと心の底から感じたよ」
「じゃあ、台無しにするかい?」
立派に悪い事だが明久は当たり前のような顔で聞いてきた
「いや、今回は相手が相手だ。いつものやり方じゃ通用しない」
その言葉を待っていたかの様にムッツリーニと秀吉が現れた
「、、、なら霧島の両親にこの見合いが政略結婚と教えればいい」
「じゃがのう、それをどうやってするのじゃ?」
明久とムッツリーニは何故か悪意満載の笑顔で笑っていた
「「もちろん、本人から言わせる」」
こうして二人の見合い阻止計画が始まった
☆
「どこ行ってたんですか?明久君」
「ううん。大丈夫、でもここからは僕たちの領域だから女の子たちは帰ってくれる?下手したら捕まるから」
「何をする気かしら?アキ?」
明久の本気な顔に美波は疑問を抱いた。それに「捕まる」というフレーズも気になった
「霧島さんの見合いを台無しにする。だから皆は帰って」
だが、そんな事で帰る4人は帰る筈もなく明久は仕方なく強行した
「ごめん。埋め合わせは後でするから」
そして明久は4人を家に帰した。そして
「さていきますか」
そんな事が影で行われてるなんてしらずに鈴木財閥は政略結婚とばれないように一生懸命霧島家の資産獲得のために頑張っていた
その功があったのか霧島の両親はもう賛成だった。後は本人翔子だったが今日の翔子はいつもの元気はなくずっと黙ったままだった。実際両親の承諾があればできるので相手は翔子はお構いなしにしていた。
☆
「明久よ、次の料理が運ばれるのじゃ」
「分かった。ムッツリーニ。よろしく」
「、、、、了解」
『おまたせいたしました』
「さて、ここでちょっと休憩しましょう」
といって六人は運ばれてきた豪華な料理を堪能した、、すると急に
「す
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