話数その12 聞きゃしない
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「……本当だな? …もうこれ以上、ダルい事を投げかけて来ないんだな……?」
「ええ、約束するわ」
「……本当に、本当……だな?」
「勿論よ、本当に止めるわ」
「……わかった……コレが終わったら本当に静かな日常に戻させろよ…」
その一言を言った後、晋は札の貼ってある腕部分を、肩の肉ごと切り落とす。いきなりの自傷行為にグレモリー達は驚き、グレイフィアでさえも表情を変えたが、すぐに肩は再生し元に戻る。 なるほどと言った感じのグレモリー達に対し、グレイフィアは更に驚いたような表情をする。
「……最初からこうすりゃよかった……何で思いつかなかったんだ……」
ブツブツ呟きながら去っていく晋を、訝しげな表情でグレイフィアは見やる。やがて、彼の姿、気配共に完全に遠ざかってから、グレイフィアはグレモリーに問う。
「リアス・グレモリー様……彼は一体何者なのですか?」
「それは……今回のレーティングゲームで分かるかもしれないわ」
グレイフィアは静かに頷くと、すぐに魔法陣で去って行った。
「……彼の事も気になるけれど……まずは、自分達の事を優先しないとね」
そうグレモリーは呟くと、アルジェンとが治療中の、未だ気絶している兵藤の元へと足を進めた。
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