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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第204話】
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「ひっ……!?」
そう言って近くの客を脅すように銃口を向けると、小さく悲鳴を上げてガタガタ震えながら頷いた。
男逹の服装はジャンパーにジーパン、顔に覆面をし、手には拳銃(マシンピストルかも)及びショットガン、サブマシンガン。
三人が背中に背負ったバッグからは慌てて詰め込んだのか、紙幣が飛び出していて何枚かひらひらと床に落ちていく。
……まあ、友好的なお客様ではないだろう、見るからに強盗であり、どこかを襲撃した逃走犯――これも銀行だろう。
……てか、セキュリティの甘い銀行だな、最近だと直ぐに窓口がシャッターで閉まって入り口も閉まる銀行もあるというのに。
……ともかく、銃を最低三挺持った犯人達なので、言うことを聞かざるを得ないだろう。
……久しぶりにムラクモと話してみるか。
『ムラクモ、聞こえるか?』
『………………』
問いかけるが返事はなく、もう一度声をかけてみる。
『ムラク――』
『おっそーーいッ!! ずっと話しかけてくれるの待ってたのに! バカバカバカバカバーカッ!!』
そんなムラクモの怒声が、頭の中に響き渡り頭痛がした。
『ぅおっ……。 な、なんだよムラクモ、それならそっちから会話を――』
『しようにもヒルトっていつも誰かと一緒じゃないッ!! ……さ、寂しかったんだからね? バカ……』
そんな寂しそうな声をあげるムラクモ。
表情はわからないが、やはり声色だけ聞くと本当に待っていたように思えた。
『……悪かったよ。 だから機嫌直せよ、な? ほら、今度頭なでなでするから』
『むぅ……わかった。 ……所で、何か用?』
納得したのか、ムラクモの声には喜色が満ちていた。
……もう少しムラクモとも話をしないといけないな。
『あぁ、衛星へのリンクを頼む。 その後はここの@クルーズ周辺の3Dマップを映してくれないか?』
『ん。 ……ちょっと待っててね? 一応他の回線経由じゃないとまずいから』
そう言って十秒後に3Dモデリングされた@クルーズ周辺のマップが現れる。
因みに、現在わからないように部分展開してハイパーセンサー機能を作動させてるから、キッチンには俺の目にだけ周辺マップが映っていた。
周辺マップには、やって来たであろう警察や野次馬の様子も見える――と。
「あー、犯人一味に告ぐ。 君達は既に包囲されている。 大人しく投降しなさい。繰り返す――」
そんな警告と共に、周辺マップに映し出された映像には裏口まで囲む警察の姿が――。
周辺道路は封鎖され、各警官はライオットシールドを構えているのだが――確か、ライオットシ
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