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第二章
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められなくなるぜ」
 これに関しては皆から言われた。見たら皆この煙草っていうのを吸っている。とても美味しそうに吸っているけれど僕にはわからない。
「まあそれもわかるさ。そのうちな」
「そのうちかな」
「そうだよ。まあ飲めって」
「どんどんな」
「それでな」
 目の細い奴が今度僕に声をかけてきた奴だった。
「あんたここに来たよな」
「うん」
 たまたまふらふらと。どうしてここに来たのかさえもわからない。
「じゃあ縁っていうか運命だよな」
「運命?」
「引き寄せっていうかもな」
 こうも言われた。今度は皆から。

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