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空を駆ける姫御子
第二十七話 〜夜に舞う喋 中編【暁 Ver】
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、腹が立つわ」

 隊舎へと続く並木道を駆け抜けながら、二人は悪態をつく。だが、ティアナはそこまで言うと急に立ち止まる。その表情からは──── 一切の感情が抜け落ちていた。スバルは息をつきながらもティアナへと声をかける。

「どうした、の? ティア」

「ううん……何でも、ないわ」

 ティアナは再び、走り出す。スバルはそんなティアナの様子を訝しく思いながらも、背中を追いかけた。そんな二人の鼓膜を揺らしたのは、不意のコール音──── 桐生からだった。


──── ティアナさん、アスナの居場所がわかりました






 〜夜に舞う喋 中編 了


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