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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
反董卓の章
第15話 「えー!? やだやだ! 呂布と戦いたい!」
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気!? やっぱりダメ! わたしも出たーい!」
「雪蓮! そして祭殿! どちらも戦わせはしません! 呂布は袁術に押し付ける! これは決定事項です!」

 まったく、この戦闘狂どもは……

「むう……わかったわよぅ。あーつまんない……」
「ちっ……致し方がないのう」

 はあ……まったく。

「いい? ここでなるべく袁術軍に打撃を与えておかねば、後の独立に支障がでるのよ?」
「わかってる、わかってるってば!」
「……祭殿?」
「……わかっておるわ。まったく……」
「(ぼそ)ねえ、祭。なんとか敵を引き出せないかな?」
「(ぼそ)ふむ、乱戦なればあるいは……」
「聞こえていますぞ、二人共!」

 はあ……疲れる。
 これは早急に次代の軍師や武将を育てねば。

 ちょうど蓮華様より報告と増援ということで、陸遜と甘寧の二人が来ている。
 早速にも副将として……

「報告致します!」

 私が思いふけっていると、一人の伝令兵が来る。

「なにか?」
「は。劉備軍の北郷殿がおいでになられております……お会いいたしますか?」
「え! 盾二が!? 呼んで呼んで!」
「しぇれんっ!」

 この戦馬鹿の色呆け王はぁ!

「あ……えと?」
「〜〜〜〜っ! 構わん、お連れしろ」

 どうせ後一日二日は移動なのだしな……

 伝令兵はすぐにも後方へと移動し、馬に乗った北郷を連れてきた。

「じゅ〜んじ! えへへ〜あ、そっちの馬に乗っていい? ていうか乗るわね?」
「ちょ!? 雪蓮!? 移動中の馬に乗るなんて危ないことは……はあ」
「……雪蓮。本当に貴女は……」

 自分の馬を放り出し、北郷の馬へと跳び乗る。
 そのあまりの早業に、北郷を含めて周辺の兵も唖然としていた。

「えへへ〜どうしたの、盾二。わたしに会いに来てくれたの? やん、もう……言ってくれれば閨でもどこでも、すぐに飛んでいくのにぃ」
「しぇ〜れ〜ん〜! 今が行軍中だと、何度言えばぁ……」
「落ち着け、公瑾よ……策殿の『コレ』は、もはや病気じゃ。一人で悶えるよりはよっぽどええわい」
「病気って……会わない間に何があったんですか?」
「……聞きたいか?」
「……いえ、やめておきます」

 ……はあ。

「と、とりあえず……雪蓮もそうだけど、実は公瑾さんに話があってきたんだ」
「……私に?」
「えー? もしかして浮気? 冥琳みたいな頭でっかちがいいの?」
「しぇ〜れ〜ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
「……話が進まないから、少し静かにしてくれ。頼むから……」

 ……いかんいかん。
 どうにも最近、私も苛ついているようだ。
 月のものも不定期だし、体調が悪いせいなのか……?

「……ふう。で、話とは
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