暁 〜小説投稿サイト〜
『言霊使いと幻想郷』
第三十話
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き
。何寝ぼけた事を言っているのよ。ほらほら行くわよ」

「ちょ、ちょっとぉ〜〜〜」

 そう言って霊夢は紫さんに拐われるのであった。

「……さて、寝る準備でもするか」

「行かなくていいのかい?」

 魅魔がそう言ってきた。

「大丈夫だ。ゆっくりと萃香を寝かせてから行く」

 既にゆっくりは俺の頭の上で寝ている。それに居間では萃香が酔っぱらってグースカと寝ているしな。

「あたしも行くよ」

「行くのか?」

「まぁね。前回はスペカを出さずに終わったからね。そろそろあたしも戦いたくてうずうずしていたんだよ」

 魅魔がニヤリと笑う。まぁ魅魔もずっと神社にいたからな。

「そうと決まればさっさとするよ」

「ちょ、引っ張るな魅魔ってうわッ!?」

「何してんだい……」

「お前がこかしたんだろうが……」

 魅魔が強引に引っ張ったせいで態勢が崩れてこけた。ちょっと痛いな……。

 その後、布団を敷いてゆっくりと萃香を寝かせると俺と魅魔は境内にいた。

「さて、何処に行くんだい?」

「さっき紫さんが言っていただろ? 月がおかしいってな。目指す場所は永遠亭だ」

「……成る程。そう言う事だね」

 魅魔も何か分かったようだな。

「永遠亭にいる輝夜と永琳は元々は月の住人だからな。何かしら知っている可能性はある」

「めんどくさいから犯人で良いだろ?」

「……それ、魅魔が戦いたいだけじゃないか」

「てへぺろ(・ω<)」

 ……想像してくれ。魅魔のてへぺろだ……案外良いな……。

「てなわけで永遠亭へレッツラゴーだ」

 俺と魅魔は永遠亭へ向かった。



「……あれ?」

「どうしたんだい?」

 此処……あったよな?

「……人里が無くなっているんだ」

「人里が無くなっている?」

 おかしいな……確かに此処は人里のはずなんだが……。

「出たな妖怪ッ!! ……って誠?」

「上白沢?」

 何故かそこへ上白沢が現れた……ってそうか、上白沢の能力か。

「人里が消えたのは上白沢の能力か?」

「あぁ。最近、月がおかしいから夜は人里を消していたんだ」

 まぁそれは仕方ないよな。てかいきなり人里が消えてたから驚いたな。

「さっき霊夢と八雲が竹林の方へ行ったぞ」

「そうか、俺達も竹林へ行く用事があるからな」

「そうか、なら早く異変を終わらせて宴会しようか」

「いいねぇ、また酒は飲み放題だ」

「悪霊は酔わないからな」

『ハハハ』

 上白沢の言葉に笑う俺達であった。その後、上白沢と別れた俺達は竹林へ向かうのであった。







[8]前話 [9] 最初 [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ