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エターナルトラベラー
番外 NARUTO編 その3
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れる。

「くそっ!十尾なら耐えられるか?」

なんて言いつつ、彼は時空間忍術で自身の身体を別次元に置こうとするが、それが一つの世界ならエヌマ・エリシュで斬ってみせる。

「え…?」

閃光、そして爆発。

時空間忍術を打ち破る事は出来たようだが、それにより減じたために十尾にたどり着く頃にはバスター程度の威力にまで減じていた。

もう一撃っ!と十尾を見れば、石化された身体にひびが入っていく。

ピシピシピシとガラスが割れるように亀裂が広がりそして破裂。

「倒した…?」

しかし、外装をはがすように中から獣形を取り戻した獣尾の姿が現れる。

一回り小さくなったようだが、その分その力は更に圧縮されてしまっているようだ。

現れた十尾はその口を広げて咆哮。

『グオオオオオオオオオオっっっ!』

余りの爆音に耳を押さえるほどの衝撃だった。

なるほど、第三ラウンドだね。









「ぐあああああっ!?」

「カカシ先生大丈夫!?」

いきなり左目を押さえ、うずくまるカカシに走りより、症状を見ようとするサクラ。

「いきなりどうしたんだってばよっ!」

「カカシ先生が突然苦しみ出したのよ」

「いったい何が…」

左手で左目を押さえつつ、どうにか意識を保つカカシ。

「カカシ先生…その目は…」

サクラが見れば左目から血が流れ、眼球がつぶれてしまっているようだ。

「オビトと俺の神威は同じ空間で繋がっていた。その空間が崩壊した時のバックファイヤと言う事なのだろう」

「それって…?」

「オビトがやられたと言う事だ」

「なっ!?誰がやったんだってばよっ!」

ナルトが声を荒げる。

「多分だけど、アオくん達だと思う」

と、ナルトの言葉を聞いてヒナタが答えた。

「アオ?誰だそいつはっ」

「覚えてないかな…私と同じ班だったんだけど」

「なんとなく覚えてるんだけど…あんまり印象が無いってばよ。影が薄かったんじゃないのか?」

「ナルトくん…」

あまりの言い様にヒナタがしぼむ。

「オビト…」

敵であった旧友に言葉を無くすカカシ。しかし、状況は未だ改善されていなかった。

『グオオオオオオオオオオオっっっ!』

突然地の底から響くような唸り声にも似た鳴き声が響き渡る。

「これはっ!?」

「なんだってばよっ!?」

戦いはまだ終わらない。
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