番外 NARUTO編 その3
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れる。
「くそっ!十尾なら耐えられるか?」
なんて言いつつ、彼は時空間忍術で自身の身体を別次元に置こうとするが、それが一つの世界ならエヌマ・エリシュで斬ってみせる。
「え…?」
閃光、そして爆発。
時空間忍術を打ち破る事は出来たようだが、それにより減じたために十尾にたどり着く頃にはバスター程度の威力にまで減じていた。
もう一撃っ!と十尾を見れば、石化された身体にひびが入っていく。
ピシピシピシとガラスが割れるように亀裂が広がりそして破裂。
「倒した…?」
しかし、外装をはがすように中から獣形を取り戻した獣尾の姿が現れる。
一回り小さくなったようだが、その分その力は更に圧縮されてしまっているようだ。
現れた十尾はその口を広げて咆哮。
『グオオオオオオオオオオっっっ!』
余りの爆音に耳を押さえるほどの衝撃だった。
なるほど、第三ラウンドだね。
…
…
…
◇
「ぐあああああっ!?」
「カカシ先生大丈夫!?」
いきなり左目を押さえ、うずくまるカカシに走りより、症状を見ようとするサクラ。
「いきなりどうしたんだってばよっ!」
「カカシ先生が突然苦しみ出したのよ」
「いったい何が…」
左手で左目を押さえつつ、どうにか意識を保つカカシ。
「カカシ先生…その目は…」
サクラが見れば左目から血が流れ、眼球がつぶれてしまっているようだ。
「オビトと俺の神威は同じ空間で繋がっていた。その空間が崩壊した時のバックファイヤと言う事なのだろう」
「それって…?」
「オビトがやられたと言う事だ」
「なっ!?誰がやったんだってばよっ!」
ナルトが声を荒げる。
「多分だけど、アオくん達だと思う」
と、ナルトの言葉を聞いてヒナタが答えた。
「アオ?誰だそいつはっ」
「覚えてないかな…私と同じ班だったんだけど」
「なんとなく覚えてるんだけど…あんまり印象が無いってばよ。影が薄かったんじゃないのか?」
「ナルトくん…」
あまりの言い様にヒナタがしぼむ。
「オビト…」
敵であった旧友に言葉を無くすカカシ。しかし、状況は未だ改善されていなかった。
『グオオオオオオオオオオオっっっ!』
突然地の底から響くような唸り声にも似た鳴き声が響き渡る。
「これはっ!?」
「なんだってばよっ!?」
戦いはまだ終わらない。
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