番外 NARUTO編 その3
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部内も騒がしさを増してくる。戦争も大詰めのようだ。
「十尾が復活しただとっ!?」
「なにっ!?」
「だが、八尾と九尾はまだ捕まっていないはずだろうっ」
「そんな事知らねぇよっ!」
怒声と喧騒が響き渡る。
なんか凄くやばい状況っぽいね。
さて、俺の身体もどうやら回復したようだし、俺達も行こうか。
てくてくと本部内を歩き、司令室を横切ると、どこか悟ったような声で掛けられる呼び声。
「おう、お前らも運が悪いな」
そう、奈良シカクさんが言う。
「はぁ…」
「後数秒で十尾の攻撃でこの本部は壊滅する。何処にも逃げ場は無い」
「はぁっ!?」
「っ!?」
なに悟ってんのよっ!もっとテンパって足掻こうよっ!
脱出までの時間は恐らく足りない…転移も間に合わない。
クロックマスターで過程を省略しても逃げられるのは全員とは行かない。それにどこにどこまで逃げれば良いのかの判別が出来ないのでは使えない…なら、受けきるしか手は無いよなっ!
「ソラっ!」
「うんっ!」
「クゥもう一度ユニゾンだっ!」
「なぅっ!」
すぐにクゥとユニゾン。
「死にたくなければこっち来いっ!」
「何を言っているんだ彼らは」
既に諦めたようないのいちさんがシカクさんに問う。
「彼らにはまだ何か足掻ける力があるのかもな。彼の言うとおりにしよう」
皆急げよっ!
「「紋章発動っ!」」
輝力を練って地力を上げた後、俺とソラはスサノオを発動させると、それを合一させる。
「これはっ…スサノオか?」
本部に居た忍数名を何とかスサノオ内に取り込むと、急いでスサノオを作り上げる。
俺のスサノオにソラのスサノオを纏わせて強度を強化、ヤタノカガミを三方向へと展開し、防御を固めると後は気力の勝負。
ガンガン輝力を合成し、純化させ圧縮しスサノオに纏わせていく。
そして爆音。
着弾した何かは本部施設を跡形も無く消し飛ばし、その衝撃がスサノオを揺さぶり、辺りを真っ黒なチャクラで覆い尽くされ、それが何もかもを消失させていくのを全力を注いでスサノオで防御する。
「まだまだっ!」
「うんっ!」
さらに紋章を強化、溢れる輝力を全て防御に回すと、どうにかその衝撃全てを耐え抜いたようだ。
「し、しんどい…」
「過去此処までの攻撃は化学兵器か魔導兵器くらいのものだったと思う…」
耐え切った後に周りを見渡せばそこには荒野が広がるばかりだ。
「これは…桁違いだな」
俺達が居たお陰で生き残ったシカクさんが呟く。
「だが、助かった。向こうは本部が潰されていると思っているだろうし、第二波は無いな」
「感知
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