第十一話「タケル対ゼロ/XvsZERO」
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!抵抗する気か!?」
ホーネックが槍を向けプレシアに突進するが、プレシアの結界に弾かれてしまう。
「バリアか!?」
「皆さん!危ない!?」
すると、バッファリオが第一、第二小隊の背後へ立ち、こちらへ襲いかかる無数の砲撃をくらって縦になった。
「ば、バッファリオ隊長!?」
局員の一人が縦となって倒れるバッファリオへ駆け寄る。砲撃してきたのはキャノンを右肩に持つ紫色のアーマー、VAVAであり、彼の後ろにはシグマの姿もいた。
「けっ!人間共が大方かよ?これじゃあ暇つぶしにもならねぇな?」
「ちっ!バッファリオ?起きれるか!?」
「は、はい……なんとか」
ダメージを食らったにしてもどうにか起き上がるバッファリオ。ホーネックは局員へ命じる。
「各員はプレシアを取り押さえろ!?俺とバッファリオはシグマとVAVAの相手をする!」
「了解!」
しかし、プレシアは大魔導師、VAVAは元A級ハンターであり、シグマは最強のレプリロイドにて元ハンターの初代総司令官である。案の定、二人のハンターはシグマとVAVAの足止めにもできず、局員はプレシアの魔力の前に倒れた。
「くぅ……!各員緊急転送せよ!?」
シグナスの撤退命令に、エイミィはサーバーを操作、傷ついた局員たちと二名のハンターを即転送させた。そして、試験管へすがり寄るプレシアはアースラの局員へ向けてこう発する。
「もうダメね?時間がないわ……9個のロストロギアでは、あるハザードへたどり着けるかどうかは、わからないけど……でもいいわ?終わりにする。あの子をなくしてからの時間を、この子の代わりに作った人形を娘扱いするにも、フェイト……あなたのことよ?」
振り向き、プレシアはアースラのパネル越しにフェイトへ振り向いた。
「!?」
「なに……!?」
フェイトは目を見開き、プレシアの続きを聞いた。
「聞いて?フェイト、あなたのことよ?せっかくあなたにアリシアの記憶を上げたのに、ソックリなのは見た目だけ、役立たずでちっとも使えない……私のお人形」
そんな真実を耳にするフェイトにエイみィは、
「実はね?最初の実験でプレシアは自分の娘を、アリシア・テスタロッサをなくしているの。彼女の行っている実験は使い魔とは異なる。使い魔を超える人造生命の再生。そしてフェイトという名前はかつて彼女が取り仕切っていた研究コードの名前なの」
「そうね、よく調べたわね……でも、どうでもいいの。作り物の命は所詮つくりもの、でも代わりにはならないわ?アリシアはもっと優しく笑ってくれたし、わがままも言ったけど、私の言うことはなんでも聞いてくれた……」
「黙れ……!」
ゼロは怒りに手を握り締め、プレシアを睨みつけている。
「フェイト、結局あなたはアリシアの偽物よ……記憶をやったというのに、あなたなんてもういらない。どこへ
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