第十一話「タケル対ゼロ／ＸｖｓＺＥＲＯ」
[1/8]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
双方のロックマンがいがみ合う中、アースラにて癖毛をピクらせながらその映像をエイミィと隣にはクロノが見ていた。
「戦いが始まるようだね？」
「ああ……」
「でも、珍しいよね？」
そう言うと彼女は再び癖毛を動かせて言う。
「クロノ君がこういう賭けを許可するなんて」
賭け、それはタケル達の決闘のことである。しかし、クロノはそのうちのタケルとゼロの勝負条件は無視していた。それは、
「しかし、タケルには絶対に勝ってもらわないとね？」
「え？」
「タケルの言っていた条件を忘れたのか？彼はお互い命をかけて戦うようだ。しかし、こちらとてタケルに戦死されてもらっては困る。彼が危なくなったとことを僕が割り込むけど……」
「いいの？そんなことしちゃって」
「仕方がないよ。決闘を許す代わり、タケルにはどうしても勝ってもらわないと……」
「大丈夫かな？タケルくん……」
頬杖をついてタケルの勝利を心配しながら祈るエイミィに対して、
「大丈夫だ。タケルを信じよう……その間にエイミィ？」
「うん、タケル君たちが戦っている間、プレシア・タスタロッサとドクター・ワイリーの追跡をしておく」
「うん、頼んだよ？」
そう言うとクロノはへスプレーを取り出すと、エイミィの癖毛を直してやった。
「うん、任しといて！」
その勢いで再び癖毛が蘇った。すると彼女はそれとは別に不安な表情を浮かべた。
「そういえば……タケル君となのはちゃんには言わなくていいの？プレシア家族と、ゼロ君の過去？」
「勝ってくれるに越したことはないんだ。今は迷わせたくない……」
そう言ってクロノは映像越しのタケルたちを見つめた。
「……状況はどうかね？」
そしてもうひとり、分析室へ足を踏み入れた老人がいた。トーマス・ライトである。
「ライト博士？」
クロノが振り返ると、彼の隣にはサングラスをした青年もいた。ブルースである。
「ロックマンと魔道士の戦いはどうだ？」
ブルースがそう見ながらエイミィへ尋ねる。彼女はブルースのクールさに顔を赤くしながら答えた。
「げ、現在はモデルＸと高町なのは魔道士には何も……」
「そうか……博士？」
そういうとブルースはライトへ振り向いた。
「うむ……」
ライトもブルースも、イレギュラーハンターにも関連のある人物であり、今回はタケル達のことを耳に急いで駆けつけたという。
「タケル君は、ファーストアーマーで勝てるでしょうか？」
ブルースである。彼は画面上から映し出されるファーストアーマーとなったタケルの姿を目にそう博士へ訪ねた。
「勝てる。勝たなくてはあの子のためにならない……今のタケルなら必ず勝つさ」
「博士……」
＊
上空にて、なのはとフェイトの両者は互いに魔法弾を打ち合い、激しい戦闘を繰り広げていた。そして、ロックマンの
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除