魔法先生ネギま!
0469話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
OGsの世界で次に何か起きるとすればOG外伝だろうが……その辺が向こうの世界でどこまで進んでいるかだな。個人的な希望を言えばOG外伝終了済みだと嬉しいんだが。
「だから……な? 美砂もあまり心配するな。折角の5人での食事なんだ。笑って見送ってくれないか?」
少し震えている美砂の手をそっと握りしめる。
「……うん。分かった。台所に出る黒い害虫並にしぶといアクセル君なんだし、信じてあげる。確かにあやかの言う通り、ここで駄々をこねるのはいい女のやる事じゃないしね」
まだ多少心配そうに瞳を揺らしつつも、そっと俺の手を握り返してくる美砂。
「あのさぁ。美砂だけを贔屓するのはどうかなーと思うんだけど」
そう言いつつも、口元に笑みを浮かべている円。
「いや、それよりも黒い害虫に例えられた俺が可哀想だと思って欲しいな」
その一言により、やがて重苦しかった雰囲気も消えて行き次第にいつもの空気へと戻ってくる。あやか達にしても、俺を止める事は出来無いと理解して気持ちよく送り出してくれようとしているのだろう。
「そ・れ・よ・り・も。向こうの世界に行って、また新しい女を作ってきたりしないでしょうね?」
新しくミックスのお好み焼きを鉄板に乗せながら、先程までは心底心配そうにしていた仕草は一切見せずに美砂がそう聞いてくる。
「いや、もちろん俺だってそうそう惚れっぽい訳でもないし……多分」
「何でそこで自信がないのよ」
「あらあら、アクセル君ったら相変わらず惚れっぽいわね」
円の突っ込みに千鶴がいつもの如くニコニコと微笑んでいる。
「でもアクセル君がそういう惚れっぽい人じゃなければ、私達はアクセル君に受け入れて貰えなかった訳ですし……それを考えると全否定出来ませんわね」
「あやか、アスナに突っ込まれてたしねぇ。ハーレム要因云々って」
「あ、あれはアスナさんが悪いんですわ! 全く、自分が高畑先生に振られたからって私を羨んでいて……」
照れ隠しなのか何なのか、豚玉をヘラで口へと運びながら頬を紅くするあやか。
その後も、店の閉店時間である午後11時近くまで5人で食べて、飲んで、遊ぶのだった。……中学生が4人もいたのに店にその辺を聞かれなかったのは、あやか、千鶴、美砂の3人は大人と間違われてもおかしくない外見をしており、同時にそれを意識してか服装もどちらかと言えば大人っぽいものを着ていたからか。4人の中では年下に見られがちな円にしても、それはあくまでも他の3人に比べてであり、端から見れば18歳程度には見えるのだから。この辺は魔法世界で色々な経験を積んだ為だったりするんだろうな。
そしてお好み焼き屋での騒ぎから10日。俺の姿はホワイトスターの転移区画にあっ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ