本編番外編
日常番外
人と獣の奇妙な関係
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れば、この奇妙な関係こそが当たり前だった。
「さて、そろそろ時間だな。またな、九喇嘛」
『…………ああ』
素っ気なく放たれた辞去の言葉に対する返事に、それでも人影は嬉しそうに破顔するとその場で煙と成って掻き消える。
残された獣は、ほんの少しだけ不満そうな顔をして直ぐさまそっぽを向いた。
『いつになったら直接顔を合わせにくるのだ、あやつは……』
――不貞腐れた響きの声を聞いたのは、野の獣と草木ばかりである。
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