暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第27話 タヌキとキツネを化かせ
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して最後には、何故かお互いの妻の自慢話になっていました。(……砂糖吐きそうです。そしてこの2人の気が会う理由が、分かった様な気がします)
次の日、朝一でドリュアス領に帰りました。帰ってからギョームの死を報告すると、案の定母上の機嫌が荒れに荒れます。そしてディーネとアナスタシアに、私が怒られました。(私だってとばっちりなのに)
父上は私から遅れる事2日で、領に帰って来ました。早速家族会議を開き、現状のレベル合わせをします。
ドリュアス家に与えられる褒賞は、結局公爵が言っていた物になったそうです。母上、ディーネ、アナスタシアは、褒賞の内容に目を白黒させていました。(気持ちは良く分かる)それ以外はこれと言った認識のズレも無く、不安点や問題点の検討に入りました。
新たに気付いた不安点や問題点も無く、やはり今後の妨害工作をどうやって切り抜けるかが最大の問題であると結論しました。特に精霊の森への攻撃を、どう切り抜けるかです。
「防衛範囲が広くなりすぎるのが、問題なのよね」
母上が思わずぼやきました。
「何か……攻撃を
躊躇
(
ちゅうちょ
)
させる様な要素があれば良いのですが」
「精霊の力を借りられないかな?」
ディーネが続き、アナスタシアが私に振って来ました。
「流石に無理でしょう。それに精霊には、人の瑣末事や血生臭い事には関わってほしくありません。それに下手をしたら、折角得た信頼を失いかねません」
私の拒否の意に、母上が溜息を吐きながらも頷いてくれました。
「ギルバート。せめて精霊には、ハッタリくらいには協力してもらえないか?」
父上の言葉に、私は「どうにかして説得してみましょう」としか言えませんでした。
結局この日の家族会議は、他の問題も無く終了しました。
次の日、父上と共に木の精霊の所に来ました。大樹に呼び掛けると、木の精霊はすぐに顕現してくれました。
木の精霊に事情を話し、分霊を出してもらう様お願いすると、返事はすぐに帰ってきました。
「単なる者の町見て見るのも良いか」
木の精霊は意外にも、町と言うか王都に行く事自体乗り気でした。後は、高等法院や馬鹿貴族に対するハッタリを如何するかです。
私がどうやって切り出すか迷っていると、木の精霊はまた棘の蔓を巻きつけて来ました。(痛いです)木の精霊は私の頭の中を覗き、私が頼みたい事を読み取ったようです。
「精霊が我だけではない事を示せばよかろう。単なる者にとって、特に水の精霊は怒らせたくないのだろう? 5柱もの精霊が、敵になると脅せばよかろう」
正直に言って驚きました。如何にもならないと思っていましたが、意外な事に木の精霊から案が出て来たのです。
木の
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