魔法先生ネギま!
0468話
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えば現実世界におけるMMの出先機関みたいな場所でしょ? で、アクセル君達と独占的と言ってもいい繋がりを持っている」
「いや、どちらかと言えば雪広財閥や那波重工の方が大きいんだがな」
「MM上層部にしてみれば魔法使いじゃない一般人だからあまり問題にしてないみたいだけど。まぁ、それもあって火星をテラフォーミングした後の自分達の権益をなるべく広めたいと思ってるみたいだよ」
「……仮にもそのMMの出先機関である麻帆良に所属している魔法使いが言ってもいい台詞じゃないと思うがな」
その指摘に、あはははと頬をポリポリと掻きながら苦笑を浮かべる瀬流彦。
「まぁ、オフレコって事で。それにどのみちアクセル君達にしてみればMMなんて殆ど相手にしてないでしょ?」
「それはそうだが……」
何しろ魔法という問題だけで言うのなら別にMMに拘る必要は無い。アリアドネーやらヘラス帝国やらがいるのだ。それに対してMMは俺達一択しか無い訳で。つまり主導権は俺達にある訳だ。
「そういうのは上の方でやってればいい事だしね。現場は現場の判断ってのがあるから」
そう言い、ログハウスの中に戻っていく瀬流彦の背を見送ってから目的の場所。即ちエザリアと近右衛門が交渉やら会談やらをしている場所へと向かう。
「遅かったね」
以前にオーブと麻帆良が交渉した家の中へと入り、会議室として使っている場所へと入った俺を出迎えたのはそんな一言だった。
勿論その一言を放ったのはエザリアでも近右衛門でもない。いつもの無表情を顔に貼り付けたフェイトだ。
「何だ、フェイトもいたのか」
「そりゃあいるさ。何しろブルーマーズ計画を進める上で最重要人物と言ってもいい筈の君が、別の世界に旅立つと聞かされてはね」
チラリとエザリアと近右衛門の方を見ると、こちらも同様に俺へと疑問の籠もった視線を投げかけてきている。エザリアには詳しく説明していなかったか?
そんな風に思いつつ、会議室の席へと腰を下ろしながら口を開く。
「あー、今回俺が別世界に行くって話だが。正確に言えば別世界に行くんじゃなくて元の世界に戻る、だな」
「戻る?」
エザリアの言葉に頷き、説明を続ける。
「色々と戻る為の理由はあるんだが、ブルーマーズ計画にも関わってくる内容も当然ある。今の予定で行けば他の星まで宇宙艦を飛ばしてネギの作り出したパンドラの箱で魔力を収集。それを火星に運ぶという流れな訳だが、当然他の星との間の行き来には相応の時間が掛かる。その辺をシャドウミラーの技術力で補う予定だったんだが、俺達の元の世界にはテスラ・ドライブ。あー、宇宙艦とかの推進システムだな。それの第一人者とも言える人物がいて、その人物に協力を仰ごうと思ってる訳だ」
「……理由は分かっ
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