暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第26話 問題ばっかり!!ホントどうしよう?
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います!! ここは受けるしかありません。時間差をつけて、順次受け入れる形にしましょう)Byギルバート

(分かった)By父

「木の精霊よ。ありがとうございます。しかしそれほどの数となると、我々にも準備が必要です。準備ができ次第、順次受け入れる形でよろしいでしょうか?」

「かまわぬ。だが、単なる者が乗って来た者も含めマンティコア達やワイバーン達も、以前単なる者に仕えていた者も居て、早期の受け入れを望んでいる。その者達から話が広がっていて、他の者達も速い受け入れを望んでいる」

 なんか、嫌な汗が出て来ましたよ?

「よって、その者達の意も考え期限を設ける。月があと12回交差するまでに、この者達を受け入れよ」

「「1年!?」」

 私達が期限の引き延ばしを求めようとした所で、木の精霊は大樹に引っ込んでしまいました。 

(反論は受け付けません。と言う事でしょうか?)

「父上。如何しましょう?」

 私が声をかけると、父上は頭を抱えてしまいました。



 対策を練る為に、私達は急いで領に帰りました。

 急いで母上にこの事を報告すると……。

 ユニコーンで驚き、ペガサスで喜び、グリフォン・ヒポグリフ・風竜で父上に抱きつこうとし、マンティコアで固まり、ワイバーンで崩れ、ガルムで父上を殴っていました。直後に、泣きながら私も殴られました。実に見事な百面相です。その時のセリフが、「上手く行きすぎよ!! 加減しなさい」でした。そんな事言われても……。期限の事を言ったら、父上共々もう一発殴られました。

 そしていよいよ本日2回目の、ドリュアス家緊急家族会議です。母上、ディーネ、アナスタシアの視線が、やたら冷たく突き刺さります。

「まったく。あなた達は、問題を大きくして如何するの?」

 母上のお叱りに、私と父上は縮こまる事しか出来ませんでした。

 騎獣不足は解決しましたが、資金・人材面で問題を大きくし新たに土地の問題も追加されました。そう、騎獣舎を設置する土地が足りないのです。

 そこから家族会議が始まりましたが、やはり良い案は出ませんでした。

「人材も致命的だけど、資金・物資・土地は問題よね。今回の褒美で、国王から領地を貰えないかしら? と言っても、近くに在るのはお金がかかる王領ばかり。ドリュアス領の北は、他の貴族が既に収めているからまず無理だろうし」

 母上が呟きますが、答える気力がある者が居ません。私は地図を眺めながら溜息を吐きます。

(……森がドリュアス領にくみこまれれば、海に隣接するのか。以前望んでいた塩作りが出来ますね)

 私は既に、現実逃避を始めていました。

(森切り開くのは大変だから、森に寸断されて孤立した王領を貰ってここで塩作りかな…
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