暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第26話 問題ばっかり!!ホントどうしよう?
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ュアス家の今後です。この話を聞いたら、ディーネも似たような状態になるのでしょうか?
「取りあえず部屋に入りましょう。詳しい話は中でしますので」
ディーネに入室を促し応じてもらうと、私も後に続きます。部屋の中には、既に全員そろっていました。……母上の機嫌がレッドゾーンに突入しているので、今すぐ逃げ出したい気分ですが。
私とディーネが席に着くと、父上がドリュアス家緊急家族会議の開催を宣言します。そして新ためて今回の事の顛末を、父上が全員に説明し始めました。私はその時間を使い、以前寺子屋用に作った黒板に、ドリュアス家が単独で開拓を行う場合の問題点を記入して行きます。
(せっかく作った黒板とチョークなのに、全然売れなかったのは何故でしょうか? ドリュアス領内では、物凄い好評なのに……。と言っても、数は出ませんでしたけど)
私は今の状況に、現実逃避をしながらチョークを走らせます。私が書き込み終わった頃には、父上の説明も終盤でした。私は席に戻って、父上の説明が終わるのを待ちます。
父上は最後に、居残りをした3人に頭を下げ謝ります。私も当然父上に続き謝りました。母上は私達が謝った事で、不機嫌オーラを引っ込めてくれました。(助かった)
「ドリュアス家の今後についてだが、木の精霊との約束で交渉役を降りる訳には行かない。また、説得するのも不可能だろう。当然国に精霊の事を秘密にする訳にもいかない。よって、如何考えてもドリュアス家単独で、森を開拓しなければならない。本来なら少しずつ開拓するのだが、一部貴族(馬鹿貴族と高等法院)が王国の財政状況を理由に、無理な開拓を強要してくるだろう。だからと言って、下手な所から融資を受ければ後々食い物にされる。よってどう対策をとるか、この場で話し合いたいと思う」
父上の宣言で、全員黙ってしまいました。いきなり言われても、良い案等出るはずがないのです。それでも全員で妙案を出そうと必死に考えました。
ぽつぽつと出て来た案から利点と欠点を抜き出し、問題点を検討していきます。
人材に関しては、結局良い案は出ませんでした。現ドリュアス領で優秀な者に教師役をやらせ、少しでも早く優秀な人材を確保するしかないとされました。騎獣に関しても同様に良い案が出ず、少しずつ増やすしかありません。物資に関しても、お金を払って買い集めるしかないとされました。まともにお金を借りられそうな所も、ヴァリエール公爵家だけの様です。
ハッキリ言って、有効な案は一切出なかったと言って良いでしょう。どんよりとした空気が、その場を支配する事になります。
「せめて安全に資金を借りられる相手が、もう1人居れば……」
資金面の不安から、父上がそう呟きました。
「優秀な人材がどっかに余っていないのかな
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