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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
第13次海鳴防衛戦
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でる。

「身体・・・もう動くのね。ふふっ・・・・・・呆れるほど、体の丈夫・・・な、患者さん・・・」
「シャマルさん・・・!」

周囲にいくつかの気配。弾ける魔力。空では激しい戦闘が行われてる。そしてシャマル先生のこの様子・・・そこから導き出される結論は、クロエの想像力の及ぶ限り一つしかない。



自分が意識を失っている間、シャマルさんが僕を庇ってくれていた。

何から?

敵から。

敵って誰だ?


「目を覚ましたか、クロエ!ならば後ろの少女とシャマルを連れて此処から逃げろ!もう長くは持たん!」

一瞬誰か分からなかったが、すぐにその声の主が自分の前で大きな結界のようなものを展開していた。その声からは微塵の余裕も猶予も感じられない事から、それだけ状況がひっ迫しているをとを感じ取れた。
見上げた先には、まるで鴉のように黒い羽をその背に負った堕天使のような女性。その女性を押えつけるように戦っているのは妹のなのは、管理局のマリアンさん、なのはと戦っていた赤髪の女の子、そしてシグナムさん。だが、4人の表情の険しさが戦況を理解させる。


あれが、敵か。

・・・そうは見えないなぁ。なんだか苦しそうな顔してるし。体調を崩して無理してる時のお母さんに似てる。
・・・なんだか今日はお母さんのこと、よく思い出すなぁ。

≪少年、急いで乙女を抱えて後退せよ。後ろの二人も結界の外まで案内する必要がある≫
(・・・・・・後ろの二人?)

ゼルギウスさんに言われるがまま、身長差に苦労しながら何とか乙女(シャマルさん)を抱えている途中にその言葉に疑問を覚える。そういえば目の前の細マッチョなお兄さんも「後ろの少女」と言っていた。ひょっとして後ろに誰かいるの?
疑問に思って振り返ると、そこには―――

「ぁ・・・クロエ、君・・・」
「えー!?ちょっと!皆変なコスプレしてるしなのはは空飛んでるし町は滅茶苦茶だし!その上なのはの兄はボロボロだし!?何がどうなってんのよぉぉーーー!!」

そこにはなのはの友達、すずかちゃんとアリサちゃんがぺたんとしりもちをついていたのです。

・・・しまった、鎧姿見られちゃった。なんか変身ヒーローのポーズを練習してたのを家族に発見されたみたいですごい恥ずかしいです。

≪言っている場合か。急がなければ護っているザフィーラが倒れるぞ?≫

壁役の死は部隊の全滅に繋がるらしい。難しいことは分からないけど大変そうなので急がなければならない。


・・・シャマルさん、寝ている間に護ってもらいありがとうございました。必ず恩返しします。



 = = =



空を切る。魔力反応複数。2つを除いて皆知っている反応だ。4人の守護騎士達―――リインフォースと名
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