暁 〜小説投稿サイト〜
DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
我は天空の勇者
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
<ゾーマの城>

「な、何故これがここに!?」
突然天空の剣が現れた事に驚くティミー…
それは攻撃をしていたキングヒドラも同じで、思わず炎を吐くのを止めてしまう。

そんなチャンスを逃す程ティミーは甘くはない。
即座に天空の剣を引き抜き、戸惑っているキングヒドラへ斬りかかる。
気付いた時には間に合わず、為す術なく一刀両断されるキングヒドラ。


「ティミー、大丈夫!?」
キングヒドラが崩れ落ち、一息ついた所でアルルがティミーに抱き付き無事を確認する。
《ぐはぁぁ…》
未だ回復させていない折れた肋骨に抱き付かれ、悲鳴を上げない様に努力するティミー…
「ぼ…僕は大丈夫……それよりアルルに怪我はない?」
即座にアルルを引き離し、怪我の確認をするフリをしながらきわどい所を覗き込む。

「きゃ、やだぁ〜…ティミーのエッチー!」
「いやいや…大事な所だから、しっかり見て確認しないと…何なら触ったりなんかしちゃって!」
リュカとビアンカかと思う様なやり取りをする2人…

「あ〜…ゴホン!…その…なんだ…少年…危ない所を、娘共々助けてくれてありがとう…その…君は…何なんだ?」
彼女の父親の前で、やらしく娘とイチャついている事に気付き、慌てて身を整えるティミー…アルルもゴツイ鎧を纏っているが、恥ずかしそうに顔を赤らめ彼氏と寄り添いオルテガに向き直る。

「し、失礼しました…僕の名前はティミー。アルルと一緒に…あ、いや…アルルさんと一緒に、大魔王ゾーマを倒す為、ここまでやって来ました」
「あー…うん…そうだね。アルルも居て君も居るって事は、一緒に大魔王退治に来た訳だよね…うん…それは分かるよ、言われるまでもなく。それよりさぁ…何だかもう一つ説明する事がある気がしない?…パパそっちが気になってるんだけど…」

「あ!…そ、そうですよね…あ、あのですね…僕「うわぁ…すげーなぁ!こんなでっかいモンスターを一刀両断じゃん!」
戸惑いながらも慌ててアルルとの仲を説明しようとしたティミーだが、やっと追いついたリュカに阻まれチャンスを失う。
「あれ?それって『天空の剣』じゃね?どうしたの…実はパンツの中に隠し持っていたの?」
「か、隠せる訳ないでしょ、こんな大きい剣なんですよ!よく分かりませんけど、急に出現して助けられたんです」

「そうだよなぁ…パンツの中はムリだよね…マリファナだったら隠せるけど…でも、そんな所にそんな物隠したら『勝○○郎』って呼んじゃうよ」
「だ…(ハァハァ)誰ですか…(ハァハァ)そ、それ…(ハァハァ)は…」
まだ体力は常人の範囲内のウルフは、慌ててアルル達を追いかけてきた為、息が整ってないのだが、義務であるツッコミを辛うじてこなす努力家な一面も見せつける。

「その剣は…(ハァハァ)さ、先程…(
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ