我は天空の勇者
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ハァハァ)マスタードラゴン…(ハァハァ)に、言われ…(ハァハァ)私が…(ハァハァ…スゥ…ハァ〜!)…私がこの場へと導いた物です」
ルビスも息が切れ切れだったが、何とか整え状況を説明する。
「ルビス様が?それではマスタードラゴンと連絡が取れる様になったんですか?」
「いえ…申し訳ありませんティミー。私の方からは大魔王の力が影響して、メッセージを送る事は不可能です…きっとマスタードラゴンがこちらへのゲートを開き、その時にメッセージと剣を送ってきたのだと思います」
ティミーの問い掛けに、簡単に天空の剣が送られてきた事を説明するルビス。
「おぉ…何だこのパーティーは、美女揃いじゃないか!?初めまして美しいご婦人方…私はアリアハンより参りました、勇者オルテガでございます。以後お見知りおきを」
最も近くにいたルビスの前に片膝を付き、そっと右手の甲に口吻をして挨拶するダンディー・オルテガ。
「やぁ。僕はリュカ…君の命を救った少年の父親だ!そしてこっちが妻のビアンカ。わざわざ紹介する意味解るよね」
つまり…他の女は構わないけど、ビアンカだけは口説くのも禁止だよ…って意味。
「了解した!」
サムズアップで答えるオルテガ。
多分思考回路が近いのだろう…全てを語らずとも会話が出来る2人。
「因みに僕も、君の奥さんだって分かってからは口説いてないからね」
と告げると、最後にやって来たカンダタの影に隠れて、見えなかったアメリアを手繰り寄せ、オルテガの前にまで連れ出すと再会させる。
「げ、アメリア……な、何でここに居るんですか?」
「アナター!!」
アメリアは勢い良くオルテガに抱き付き押し倒す。
そしてディープな口吻で喜びを表現する。
「うわぁ…変だなぁ…自分の両親で見慣れているのに、彼女の両親だと直視出来ない…」
ティミーは恥ずかしくなり、慌ててそっぽを向いて見ない様に心掛ける。
「何だ?『彼女』だぁ!?おい、どういう事だ、説明しろ…アメリア…何でここに居るんだ?ともかく説明してよ!!」
突然襲い来る数々の出来事に、かなり混乱気味のオルテガ…
アルル達もゾーマの城へ入って、かなりの時間が経過している為、ひとまずの休息を取ろうと、敵が襲ってこなさそうな袋小路で野営をする事に。
その際、アメリアが居る事やリュカ等が異世界の者である事…更には精霊神ルビスまでもがパーティーに参加している事など、1つずつ説明し理解をして貰う。
そして遂に、ティミーの口から説明する時が訪れた。
「改めまして…始めまして、僕はティミー。父のリュカと同様、異世界より参りました天空の勇者です。娘さんのアルルとは、真剣にお付き合いをさせてもらっております…世界の平和を取り戻したら、僕はアルルと結婚するつもりです!」
説明するまでに結構な
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ