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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『邂逅、説得、甦生』前編
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プレシアが頷いた次の瞬間、

部屋の奥の部分が開き、

その部屋の先にあったものは、

人のシルエットを映す何かが入ったポッドだった。

その中に浮かんでいるのは……、

「フ……フェイトが二人!?」

フェイトと瓜二つの姿の少女『アリシア』が安置されていた。

「フェイト……あの子がアナタのお姉さん……『アリシア』よ」

冷たい液体の中でまるで赤子のように眠り続けるアリシアを愛しさのこもった瞳で見ながら彼女の名を呼ぶ。

「アリシア……姉さん……」

フェイトは自分の基となった少女『アリシア』を複雑な想いを抱きながら見つめる。

「さて……始めますか……」

世界と理にケンカを売る行為をな!!

「お願い……今一度アリシアを甦らせて!!」

「その願い……全力で叶えるとしよう」

アリシアを一度ポッドから出し、床に敷き詰めた毛布の上に寝かせる。

「ん?」

アリシアの身体を毛布の上に寝かせている時に彼女の首から下げられた宝石のはまったネックレスからは何かの力を感じる。

気になり『解析』してみて解った事は……、

「プレシア……アリシアのつけているネックレスは最初から彼女がつけていた物か?」

ソレは本来ならばあまりにも『あり得ない』物だった。

「えぇ……アリシアがいつの間にかつけていた物よ どういうわけか外そうとしても外れ無いのよ……別に何か害があるわけでもないから気にしていなかったけど……」

プレシアの言葉と宝石に刻まれた術式と『中にあるもの』で俺の頭の中に一つの可能性と仮説が生まれる。

「なるほどな……そういう事か……」

これはかなり厄介だな。

「何か解ったの!?」

「一つだけ言える事はアリシアの蘇生が高い確率で成功するという事だ」

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