第二章 非平凡な非日常
48、イメチェン……だと!?
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M.Mに戦いを見ろ(正確には聞いているんだが)と言われてから数分。
どうやら彼女はお金か愛かと言う些細なことでビアンキとバトルになり、負けたらしい。
ふと気がつくと、先程までいたメンバーから三人減っている。
おっさんと謎の物体(?)だ。
「彼らなら、ボンゴレと遊んでいますよ」
「ふーん」
「退屈ですか?」
「……まあ、な」
気持ちを当てられて、つまんね、と呟いてからソファを降りる。
この呟きは現状に対してではなく、そこにいるナッp……骸に対してだ。
「どこかへ行くのですか?」
「暇だからちと散歩」
ぐっと伸びをする。
軽いあくびを交えながら扉の前まで歩いたとき、また声をかけられた。
「くれぐれも、君が僕の仲間であることがバレないように」
「まあそのつもりだが、なんでだ?」
「念のため、ですよ」
「あっそ」
念のためもクソもねぇや。
そんなことを思いながらもオレはその部屋を後にした。
……のはいいものの、どこに行こうかなんて考えてなかった。
つーか、どこに行こうと沢田達と出くわす可能性が高すぎる気がする。
オレってこんな容姿だし、何より学ランだからすぐに分かるってか分かりやすすぎだろ!
はぁ、何で出てきたんだろうなぁ……。
『お困りのようだね!』
「てめぇはマフラー〇面か」
『酷いっ』
目の前に現れた白い靄。
そこから出てきたのは毎度お馴染みの銀だ。
いや、つか銀以外がこっから出てくんの見たことないし、それ以前に銀以外の神様とか知らねぇし。
あ、漣志って奴もいたな。
見たことないけど。
「で、お前に何ができるって?」
「これこれ」
差し出されたのは、黒い石が連なったブレス。
たしか、前に銀が使ってたよな。
着替え専用のブレスだったっけか?
「やるよ。髪型も変えられるから変装でも使えるし、多分これからもお前に必要になるだろうかな」
「ふーん……」
取り敢えずは受けとる。
前にもらったブレスと一緒に着けてみると、ファッション的には見栄えがいいかも。
適当に弄くってみると、服が学ランから私服に変わっていた。
ああ、これありかも。
「要」
「ん?」
「私服に変えただけで大丈夫とか思ってないよな?」
「………………」
ピピピピピピピピピピピピピピピピッッ
「これでどうよっ!」
変えて変えて変えまくった結果、自分でもよく分からない事態に陥った。
髪は長く、肘くらいまでのゆるふわカールで(但し色は変わらず)、服装は青系の色を基調としたもので、VカットネックTシャツとキュロット。
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