第二十四話 〜彼女たちのお話 -スバル・ナカジマの章-【暁 Ver】
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しの怒りが収まるまで付き合って貰おう。なのはさんが以前言っていた。人は同じ所にはずっといられないんだって。あたしも、ティアも、アスナも。何れはそれぞれの道を見つけて歩いて行く。それは、やっぱり寂しいけど。
「……いなづまだちょうげりー」
「あ、馬鹿にしてるよね。馬鹿にしたなっ」
それまでは、三人一緒がいいな。背負う荷物がどんどん増えていくような気がすると、ティアが言っていた。それはきっと責任とか、そんな物なんだろうけど。だけど、それでもいい。あたし達がそれぞれの道を見つけるまで、ティアとアスナに持って貰う。その代わり二人が疲れたら、今度はあたしが。暫くはそんな関係でいたい。
当面の目標はあいつと教官の関係を掴むこと。あたしの推論はティアと違って大外れだったけど、教官が何故失踪したのかをあいつが知っている可能性が出てきた。……当面はまだ秘密にしてたほうが良いな、うん。また大外れだったら困るしね。そんなことを考えている内に人が、わらわらと中庭に集まってきた。六課は意外とお祭り好きが多い。……よし。
──── いくよ、アスナ。
──── ……こい。
この大喧嘩の軍配がどちらに上がったかは、秘密だ。
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