再開
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ある、男と女の話をしよう。
二人は、出会った時から仲睦まじかった。
幼年期は笑顔で遊びまわり、
青年期はお互いを意識しあっていた。
だがある時、運命は二人を切り裂いた。
死の運命はまるで、笑い話のようにやってきた、
男は死に、女は泣いた。
女は神を恨んだ、女の家は神に仕える家系だった。
「神よ、何故あの人の命を奪ったのですか!?あの人が何をしたって言うんですか!?」
運が無かった、仕方が無い、事故だった、と余人は語る。
「運が無かったって何?事故って何?仕方が無いって何!?神に仕えない人間は用が無いって言うの!?存在価値さえ無いって言うの!?」
憎悪の炎は天高く、神の城へと届くかの如く。
素晴らしき未来は神によって奪われた、皮肉にも仕える神によって。
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