魔法先生ネギま!
0466話
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0の本領発揮だな。
「4つ目。3つ目に付随する内容になるが、トロニウム・エンジンはフルドライブすると出力が安定するという性質も持っている。つまりフルドライブに持っていくまでは他の動力炉をメインとして使い、フルドライブが可能になったら動力炉を切り替えるといった手段もありだろう。幸いトロニウム・エンジンは非常に小型だという話だしな」
個人的にはトロニウム・エンジン、ブラックホールエンジン、時流エンジンの3つを考えているが……この辺はまた後でだな。
「そして5つめ。これが最後にして最大の理由だが……俺の機体を開発、設計するのがレモンとマリューだって事だ」
『……え?』
その言葉が余程意外だったのだろう。レモンとマリューの2人が揃って間の抜けた声を出す。
「俺の最愛の恋人達が、俺の為に作ってくれる新機体だぞ? 何よりも俺があらゆる平行世界内で最も信頼している技術者達なんだ。それを信用しないで何を信用しろって言うんだよ」
「あ……」
「その……」
レモンにしては珍しく顔を真っ赤に染めながら俯き、マリューは逆に頬を赤く染めながらも非常に嬉しそうに微笑んでいた。
「……アクセル、その中に私が入ってないのがちょっと不満なんだが」
コーネリアがそう言いつつも笑みを浮かべ、俺へとしな垂れかかってくる。
「もちろんコーネリアの事だって愛しているさ。お前達程のいい女を恋人に持てた事は俺の人生の中でも最大にして最強の幸運だったと思うぞ」
「……わよ」
俺の言葉を聞いていたレモンが何やら小さく呟く。
「レモン?」
「……分かったって言ったのよ。そこまでアクセルに信頼されて、愛されて。それで奮い立たないようならアクセルの恋人として胸を張って名乗れないわ」
「そうね。私達が作った機体ならきっとアクセルを裏切るような事にはならない。そういう機体を必ず作りあげて見せるわ」
「……じゃあ?」
「ええ。アクセルの新機体に関してはトロニウム・エンジンで行きましょう。それよりもまだ他に何か隠している事があるんでしょう? 特に他の動力炉に関してとか」
未だに頬を赤く染めたままだが、それでも悪戯っぽい視線を俺へと向けてくるレモン。
その様子に苦笑を浮かべつつ頷く。
「ああ。先にも言ったが、トロニウム・エンジンは非常に小型だ。つまり時流エンジン。……そしてブラックホールエンジンの3つを積み込めないかと思ってな」
その言葉に、数秒程ポカンとした様子を見せて薔薇の咲いたような笑みを浮かべるレモン。その隣ではマリューもまた笑みを浮かべ、俺にしな垂れかかっているコーネリアもまた同様だった。
「ふっ、ふふふ。そうね。ここまで来たらもうどんなシステムだろうと私達が作りあげて見せるわ。そうなると戦闘
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