暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0466話
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たように溜息を吐きながら、パンを千切って口へと運ぶレモン。

「でもレモン、現状で一番可能性が高いのは結局プラズマジェネレーターと時流エンジンなんでしょう?」
「そうね。SEED世界の核エンジンは核分裂エンジンという時点で問題外だし、かと言って向こうの技術を知る為にエヴァに頼んで用意して貰った精霊エンジンとやらは、それこそネギま世界以外では出力が極端に落ちるし……かと言ってギアス世界のKMFのユグドラシルドライブに関してはエネルギー切れが早すぎて使い物にならないし」

 憂鬱そうに顔を両手で覆うレモン。……これは相当のスランプだな。
 まぁ、ユグドラシルドライブが駄目だってのは俺も同感だ。何しろキュウシュウ戦役を見れば分かるように、消耗が激しすぎる。今レモンが挙げた中で言うのなら、やっぱりプラズマジェネレーターと時流エンジンがベストだろう。だが、その2つでも足りないとなると……

「一応、解決手段が無い事も無いんだがな……」

 ポツリと呟いたその声に、レモンがガバリと起き上がって視線をこちらへと向けてくる。

「それは本当かしら?」
「あ、ああ。とは言っても色々と危ない橋を渡りそうになるが……」

 その言葉に微かに眉を顰めながらも、続きを促してくる。

「まず大前提として、俺達がこの次元の狭間にくる羽目になったアインストの親玉との戦いの前にいたドルムのある世界に転移する必要がある。そして俺達が手に入れられなかった技術の1つであるブラックホールエンジン。これが一応本命だな。ヒュッケバイン系統の数機に使われた技術だから、マオ社にその技術は確実にあるしな。そして俺達にはあの世界で商売に関してこれ以上ない伝手がある」
「……ローズ、ね」
「そうだ。俺達がこの次元の狭間に来てからあっちの世界がどうなったのかは分からないが、それでもあのローズの事だ。今も元気に商売をしているだろう」

 まぁ、OG外伝辺りになればもう商売人というよりは裏の世界の女帝みたいな感じになっていたが。

「そして大穴。……と言うよりもホワイトスターの技術がある以上、俺個人としてはこれを本命にしたいんだが」
「……何?」
「トロニウム」
「っ!? アクセル、貴男本気!?」

 俺の口から出たその単語に、思わず叫ぶレモン。
 だが俺は当然とばかりに頷く。

「勿論だ。結局一番問題なのは出力の問題なんだろう? ならトロニウム・エンジン以上の物は無い筈だ」
「けど!」

 バンッとテーブルを叩くレモン。そんなレモンの様子に呆気に取られていたコーネリアとマリューだったが、やがて同じ技術者と言うことでマリューが口を開く。

「ちょっと落ち着きなさいよ。その、トロニウムってのが何なのか私達にも説明して頂戴」
「そうだな。2人だけで分
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