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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
第13次超機人計画
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の内容にもよるんじゃないかな?

「私のせいでお母さんは寂しいのかな」

空から小さな雷が無数に降ってきた。サンダーフォールを仕込んでいたみたいだ。
考え事が多かったせいで一撃当たりそうになったが、バルディッシュがプロテクションで逸らしてくれた。

「なら私がお母さんの寂しさを埋めてあげなきゃ・・・」

ねぇ、貴方(わたし)。そのジュエルシード集め、本当にやらなきゃダメかな?

「だって私は」

ちょっと、心の中でもいいから異議を唱えてみない?

「お母さんの胎から生まれた子供だもん」

そう言うの、どうでもいいよ。本当に家族だったらこんな所で遠慮なんてしなくていいよ。

「アリシアなんてしらない」

左腕をバインドで固定された。続いて足も。
煩わしかったから広域破壊魔法「サンダークラッシュ」で弾き飛ばした。

「お母さんの子供は、フェイト・テスタロッサ一人しかいないから」

もう、お母さんが大事なのはわかるけど、他にも大事なことあるでしょ?

「アリシアなんて子はいない」

だからさ、ちょっとでいいから―――

「私は愛されてるから」

・・・―――





「人の話をぉ、聞けぇぇぇぇぇーーーーーーー!!!」

「・・・えっ?あ―――」

ずばしゅぅぅぅぅぅぅぅんッッ!!!

戦いながら説明するのが面倒になって、ありったけの魔力を込めたザンバーで彼女を下に叩き落とした。

「―――ふう!やっぱり言葉だけじゃ変わらない事ってあるよね!」



 = = =



「おおう、強烈だね」
「そうそう、難しく考えることなんて無かったんだよ。先ずはぶっ飛ばす!話はそれから、ってね!」

また一つ成長したようでお兄ちゃんは嬉しいですよ。
魔導師は魔力と魔力のぶつかり合いで会話するのです。俺、魔法使えねーけど。

「あん?何寝ぼけたこと言ってるんだい、さっきから虚空に落書きしかしてなかったくせに!」
「いーじゃん落書き!楽しいもん!」

俺が小中学生の頃には教科書やノートに落書きたちがダンシングフィーバーしてたんだぜ!?辞書に下らねーパラパラ漫画描き込んで友達に見せて盛り上がったりさぁ!あぁ!?どうでもいいとは何だコラ!俺達の青春を馬鹿にするやつは許さねーぞオラァ!!


「おーい、時空管理局のクルト・ルナエッジ上等空士だ・・・・・・って、聞いてねえなコイツら」

俺とアルフの果てしなく低レベルな論争は、その後まもなく時間の無駄を感じたクルト君の魔法が炸裂するまで続いた。

余談だが、俺の障壁とアルフの障壁を一発で吹き飛ばしてみせたクルト君は結構おかしいと思う。

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