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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第十話「決意/RESOLUTION」
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ェイトちゃんに「友達になろう?」って言ったきり、まだ返事も貰っていないしね?)
「わかった、こちらにしては二人の戦力を有効したい。フェイト・テスタロッサとゼロ・アンリミテッドのことは君たちに任せよう?アルフも、それでいいか?」
クロノの質問にアルフは静かにうなずいた。そしてアルフはなのはとタケルへテレパシーを送る。
(なのは……とタケルって言ったね?頼む義理じゃないけど、フェイトとゼロを助けて?フェイトは今でも苦しんでいる。ゼロはそんなフェイトを守るために命を落とすかもしれない。お願い、二人を助けてあげて……?)
「はい……!」
そういって僕は扉を開いてアリサちゃん達の元へ戻った。
「遅い〜!何時まで待たせるのよ!?やっぱタケルじゃないと話にならないわ!はやく私と戦いなさい〜!!」
「わ、わかったよ……」
アリサちゃんが近頃委員長と重なって来たな……?
こうして楽しいひと時が終わり、僕らは二人に別れを告げた。彼女たちには「また学校で会おうね?」とぐらいしか言い残さなかった。でも本当は、次の戦いで無事に帰ってこれるかわからない。アルフさんが言うには、恐らくゼロ君は全力で僕に戦いを挑んでくるだろう。僕の命を奪いに……でも、僕は負けるわけにはいかない。ゼロ君と和解して帰るべき場所へ帰るんだ。そう、絶対に生きて戻ってくる。なのはと一緒に……
僕はこの怖気づきそうになる恐怖を振るい払おうと、高町家の道場へ黙想を続けていた。そして時折神前に飾られている木刀を見つめて、
「お、タケル君?」
そんな僕の後ろから士朗さんが歩み寄って来た。
「黙想かい?」
「はい……どうも怖気づく心があって……」
「タケル君……随分見ないうちにいい顔になったな?」
「え……?」
「昔は私の顔を見てくれなかったが、今はこうして見てくれている。本当にいい顔になったよ?」
「……気づいていたんですか?」
「勿論、だって私はタケル君の保護者でもあり、君の父親でもある……桃子から聞いたよ?彼女のことを母さんって呼んでくれたんだろ?とても喜んでいたよ」
「……」
僕は少し照れくさくなった。
「その……何だ、もし君さえよければ私のことを……」
「士朗さん……」
「君は、高町家の大切な家族の一員だよ。これからは困ったことは一人で抱え込まないで、私や桃子、そして君の新しい兄姉達に相談するんだよ?」
「…士朗さん、僕は……」
「……?」
僕は言いかけた。今まで怖がっていた士朗さんだけど、そんな彼に僕は告白する。
「これからも、高町家の蒼霧タケルとしてお世話になります……!」
僕がそう言い切ると、士朗さんは僕の頭を優しく撫でて喜んでくれた。
「ああ!なら、もう君は私を生得て呼ばなくていいんだよ?」
そう言われ、僕はその意味を理解すると、照れくさそうに言う
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