第十話「決意/RESOLUTION」
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え、僕に……?」
「アリサちゃんがタケルも是非って?」
「いいよ?僕でよかったら……」
アリサちゃんが?すずかちゃんならともかく、彼女が僕をさそうなんて……僕はそれほどアリサちゃんとは親しくないし……っていうか、しょっちゅう委員長みたいに注意をうけているしかないし、どうしたんだろ?
気に留めながら日曜、僕はなのはに連れられてアリサちゃんの屋敷へ来た。彼女の屋敷も大した大きさだ。ここで言うのは何だけど、どうしてなのはの友達二人はお金持ち何だろう……?
「あ、よく来たわね!」
そういうと、アリサちゃんは僕を見た途端、僕へビシッと指を刺した。
「新しく買ったゲームで勝負よ!蒼霧タケル!!」
え、あ?ゲーム?そういえば、過去にアリサちゃんと通信対戦して僕が連勝で彼女が連敗に終わった。それが悔しくて、今度は新しいゲームソフトで僕にリベンジをするようだ……正直言って結構疲れそう〜……
「あ、それとね?このあいだ怪我をした大きな犬を手当てして今置いているの」
と、アリサちゃんがそう僕らに言う。彼女はその犬の特徴を教えるとともに、僕となのはに心当たりが浮かんだ。
「その犬がね?大型犬だと思うけど、結構大きすぎるし、前身はオレンジ色で額に紅い宝石見たいのが……」
「……」
僕はその説明を聞いて一時固まった。
『タケル……その犬ってもしかして?』
「うん、もしかする……」
僕らはアリサちゃんに頼んでその犬を見せてもらうことにした。そこにはその犬にとっては狭すぎる檻に、横たわっていた。
「……!?」
案の定、僕の推測通り檻の中にはアルフが居た。
(やっぱり、アルフさん……)
なのはと僕は二人に聞こえないように通信とテレパシーで話し合った。
(アンタ達か……)
(フェイトちゃんと何かあったんですか?ゼロ君は!?)
僕が問い詰めるかのように尋ねると、アルフさんは黙って僕らへ背を向けてしまった。
「あれ?元気ないのかな……」
「そっとしておいてあげよう?」
アリサちゃんとすずかちゃんはそう言うと、なのはを連れてこの場を後にしようとするが、なのはの肩からユーノガ飛び出し、檻へと歩み寄った。
「こら、ユーノ危ないぞ?」
アリサが注意するが、なのははユーノなら平気だとつたえて二人とともに屋敷へと向かった。
(なのは、僕が彼女と話をするから君たちは先に言っていて?)
『タケル、僕も彼女と話がしたい。僕を置いていってくれ?後から戻ってくるから』
「わかった、気付かれないように戻ってきてね?」
そう僕が気付かれないようモデルXをユーノの隣に置いた。モデルXや他のライブメタルは適合者の主人とは一心同体であるため、離れていても、浮かび上がって飛行し、持ち主の適合者の元へ駆けつけてくれるので万が一忘れても心配はいらない。僕も幾回はしているが
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