暁 〜小説投稿サイト〜
とある英雄の学園生活
第10話 仲間たちのその後 中編
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 「 え……ジパングてあの?」
 
 「はい、ヒミコが統治していたジパングです」
 
 「学園都市?」

 「はい、なんでもキラ様とリョウ様のお話を聞き、誰でも学べる学園を作ると言っていましたが、まさか本当に作るとは思っていませんでしたが」
 
 確かに俺たちの世界の学校話などいろいろしたがまさか学園を作るとわ!
 やるなネイ

 ネイ・イチジョウ
 俺の娘……みたいなもんだ。

 俺たちは旅にでて半年後、金銭に余裕がなくなったので冒険者ギルドで闇奴隷商人グループを壊滅依頼を受けた。
 依頼自体はすぐに解決した。
 闇奴隷商人のアジトにはエルフ族やドワーフ族、リザード族などの亜人の数人の女の子が捕まっていた。
 その中に1人だけ別の牢屋に閉じ込められていた小さな女の子のダークハイエルフがいた。それがネイだった。
 俺たちは牢屋に捕らわれていた亜人達を開放したのだが、ネイだけは何故か俺の服のはしを引っ張って離れなかった。
 捕まっていた亜人の中にネイを知る者がいなかったので、ネイ本人に住んでいた村を聞いたのだがわからないと言われた。
 俺たちの旅に同行させるわけにはいかないので近くの孤児院に預けたのだが、ネイは孤児院から抜け出し俺たち、正確には俺に会いに来た。
 俺たちの旅は危険で危ないから孤児院にもどるように何度も説得をしたがネイがついて行くと言うばかりでそんなやり取りを1日かけて説得をしたのだが聞き入られず俺は覚悟をきめネイを旅に同行させることにした。
 出会った当時のネイは10歳ぐらいで髪は銀髪目の色は右目は金色、左目は銀色のオッドアイの美幼女だった。

 最初の頃は俺のことをパパと呼んでいた。 
 パパじゃないと散々文句を言ったのだが最後はネイの泣き顔が辛く仕方なくパパと呼ぶことを許可した。
 でも15歳の俺にパパはないだろう。
 せめてお兄ちゃんじゃないのか……
 先にセリアが俺のことをお兄ちゃんと言っていたが。

 ネイは魔術はシアンとヴァンヘルトに師事を受け剣術は遼やセリアに師事を受けていた。
 もともとネイに才能があったのだろう2年後には上級魔術師のヴァンヘルトを抜き最上級魔術を取得し剣術もパイオニア大陸で有名な天地天命流の免許皆伝を取得し立派な魔法剣士になっていた。
 俺は剣術や魔術を教えることができなかったので、俺のいた世界の話や学校での出来事などを話した。 特に学校の話に興味をもち自分も通いたいと言っていた。
 
 さらに驚いたのが2年しか経っていないのに見た目は15歳ぐらいまでに成長し美幼女から美少女にクラスチェンジしていた。
 その頃にはパパとは言わなくなりキラと呼び捨てになっていた。
 パパと言われなくなりちょっと寂しい俺であった。

 「ネイはすごい美人に
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ