第10話 仲間たちのその後 中編
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なりましたわよ」
「そっか、元々美少女だからな、」
美人になったのはいいことだが一応父親として気になることが1つある。
「ネイは結婚はしていないのか?」
「かなりの人から求婚されましたが、すべて断わったみたいです」
結婚はしていないのか・・・・・・でも
「なんで全部断ったんだ。求婚者の中にはそれなりの地位の人間もいただろう」
ダークハイエルフで美少女だし、2つ名が炎帝と呼ばれ、最上級魔術を取得し剣術も天地天命流の免許皆伝の強者である。
クールで冗談が通じず、家事はできないのがたまにキズだが。
「そうですね、フランス王やポルトガル王を筆頭にかなりの地位の人がいました。あとアルト王もその中の1人でしたが」
……どんだけすごいんだうちの娘は、フランスにポルトガルそしてイングランドの3王から求婚されるなんて。
もしそのうちの1人と結婚していたら俺は王の義理の父親になってたのか……
ある意味凄いな。
でもなんで断ったんだ。フランス王やポルトガル王は2、3度あったことあるが、2人も20代半ばで容姿もよくなかなかの好人物であった。
アルトも旅をしていた時からネイに好意を持っていた。
俺にいろいろ相談を持ちかけよく
「将来はお義父さんてよびますから」
なんて言っていたんだが、そうか振られたのか残念だったなアルト。
でもなんで結婚しないんだ?
考えているとふとセリアと目が合った。
「ネイは昔から1人の男性に恋をしているみたいですので、その方が忘れられないみたいです」
なに!ネイにそんな男がいるのか……誰だ?
昔からとなると一緒に旅をしていた仲間か?
となると……
ヴァンヘルトか?
シアンか?
それとも遼か?
疑いがあるのはこの3人だな。
まず遼は……ドイツの王女様と結婚したから削除で
次にシアンだがたしか故郷に恋人がいて旅が終わったら結婚すると言っていたので削除
だとすると
「ネイはヴァンヘルトに恋をしているのか!」
セリアが不思議そうに俺を見て
「どうしてそう思ったのですか?」
「昔から好きな人と言えば一緒に旅をした仲間でシアンは故郷に恋人がいて、アルトは振られて、遼はドイツのお姫様と結婚だろのこりはヴァンヘルトしかいないじゃないか」
どうだ俺の推理は……推理てほどの事ではないが。
「……ふう〜」
セリアは頭が痛いのか額に手をあてている。
「どうした?」
「いいえ、この件は直接ネイにでも聞いてください。私が言っていいものではなさそうなので」
「そうか・・・・・・そうだなネイ本人から聞くとしよう」
やっぱりこういった話は本人か
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