不幸な涙は仲間の為に
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の異変は、ハッキリと起きていた。
「オ、オイ!容量を超え・・・」
ヴィダルダスの姿が水に飲まれていく。
強く繋がれた2人から、凄まじい量の魔力が溢れ出す。
それを見たルーは、ギリギリ安全な所に避難し、目を見開いた。
「合体魔法!?」
渦を巻く水は、真っ直ぐにヴィダルダスに向かう。
「スパーキング!」
回転しながら、ヴィダルダスは吹き飛ばされる。
ルーシィとジュビアも、水が消えたと同時に床に倒れ込む。
ヴィダルダスは床を何回か跳ね――――完全に気を失った。
あれほどまでに長かった髪の毛が、1本も残っていない状態で。
「やった!」
「ジュビア、元に戻れた!」
「わーいわーい!」
それを見たルーシィとジュビアは抱き合って喜び、ルーは2人に駆け寄る。
「つーか、とんでもないトコから呼び出すんじゃないよ」
「「「!」」」
そこに、アクエリアスが声を掛ける。
「しまいにゃトイレの水から呼び出す気じゃねぇだろうな?殺すぞテメェ」
「ご・・・ごめんなさい・・・」
とてつもなく不機嫌なアクエリアスに謝罪するルーシィ。
それを見たジュビアとルーは――――
「素で怖い・・・」
「ガラ悪いね、相変わらず・・・」
ジュビアは驚いたような目で、ルーは困ったような目で、ルーシィとアクエリアスを見つめていた。
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