暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
不幸な涙は仲間の為に
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の異変は、ハッキリと起きていた。

「オ、オイ!容量を超え・・・」

ヴィダルダスの姿が水に飲まれていく。
強く繋がれた2人から、凄まじい量の魔力が溢れ出す。
それを見たルーは、ギリギリ安全な所に避難し、目を見開いた。







合体魔法(ユニゾンレイド)!?」








渦を巻く水は、真っ直ぐにヴィダルダスに向かう。

「スパーキング!」

回転しながら、ヴィダルダスは吹き飛ばされる。
ルーシィとジュビアも、水が消えたと同時に床に倒れ込む。
ヴィダルダスは床を何回か跳ね――――完全に気を失った。
あれほどまでに長かった髪の毛が、1本も残っていない状態で。

「やった!」
「ジュビア、元に戻れた!」
「わーいわーい!」

それを見たルーシィとジュビアは抱き合って喜び、ルーは2人に駆け寄る。

「つーか、とんでもないトコから呼び出すんじゃないよ」
「「「!」」」

そこに、アクエリアスが声を掛ける。

「しまいにゃトイレの水から呼び出す気じゃねぇだろうな?殺すぞテメェ」
「ご・・・ごめんなさい・・・」

とてつもなく不機嫌なアクエリアスに謝罪するルーシィ。
それを見たジュビアとルーは――――

「素で怖い・・・」
「ガラ悪いね、相変わらず・・・」

ジュビアは驚いたような目で、ルーは困ったような目で、ルーシィとアクエリアスを見つめていた。
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