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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第197話】
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膨らませながら――。


「ヒルト、シャルロットだけズルいぞ。 ん……」


 そう言って頭を差し出すラウラ。

 まるで甘えたい子供みたいで可愛く思えた。

ソッと髪に触れる様に手を添えると、そのままゆっくり頭を撫でた。


「……二人とも、なでなでされるの好きか?」

「え? ……ヒルト……だからかな、なでなでされるのが好きなのは」

「……無論私もだ。 これが他の男なら完全拒否する。 ……ヒルトだからこそ良いのだ」


 ……そう言われて、俺も顔に自然と熱を帯びるのを感じると、二人は――。


「ふふっ、ヒルトの顔、赤いよ?」

「ふむ、少しはドキッとさせたようだな」

「……しなかったら、俺どんな人間だよ」


 そんな風に呟くと、シャルもラウラも共に笑みを溢し、俺も釣られて笑った――。

 その後はモノレール内に他の乗客も乗ってきたので、言葉少なめに会話を楽しんだ。

 ……二人が目立つからか、乗車した女子高生グループの声が聞こえてきたが殆どが二人が可愛いだのエリートだのの言葉だった。

 ……俺の事も少し話題にはなったがやはりラウラとは兄妹に思われていた様で、聞こえていたラウラが少し膨れていたのが何だか本当に妹の様に思えた――。
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