第五話 DeadWars
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の最後に言った差異ってやつ、1につき1Mなのか……!?
イカれてやがる……コイツは……!
俺があまりの高レートに驚いていると、目の前の女性と男性はしばし何か交渉した後。
「まず、有り金だけはもらうわ。 残りの80M分は……」
女性はそこでニタ、と笑うと。
「処刑係の人、お願いね」
そう言って、机の隣に立っていたオレンジカーソルの男に話しかけた。
すると、オレンジカーソルのその男は無言で頷いた後。 二度手を打つ。
その直後、洞窟の奥で待機していたオレンジカーソルが何人か集まり、敗北した男性を囲った。
「ひ……ひぃぃいいいいいいい!!!!!!」
男性のその叫びと共に、彼らはその男性を連れて、何処かへ行ってしまう。
その後、その男性がここへ戻ってくることはなかった。
「……あれ、何されるんだ?」
玖渚にそんな質問を投げかけると、玖渚はおちゃらけたように肩をすくめながら口を開けた。
「ああ、制裁だよ。 少しの間拘束されて、その後、1Mの負けにつき貫通武器を1本刺されるんだよ。
ここは圏内だから死にはしないけど、フィールドに出たら一気に削られるからね。
さっきの人は80点だから80本さされてフィールドに出されるわけ。
あとはその死に様を見世物にして一部の物好きから金取るんだ。
女の人の場合だと貫通武器刺した状態で脅して身包み剥いでコード解除して闇市行きだね」
……ま、マジかよ……。
「一応聞いておくが、フィールドに出た時点で武器抜くのは……?」
「ああ、アリだよ。 まぁ、全部抜き終わる前にHPが0になることが多いけど」
まぁ、そうだよなぁ……。
さっきみたいに80本も刺されたら……どう足掻いても死ぬ。
まさに、デッドウォーズってわけだ……。
しかし、一つわかることがある。
今、目の前の残っているこの女性。
コイツに勝てば、最低でも10Mは保障されてる。
対して俺は手持ちが500k。
勝てば間違いなくプラスになる。
しかし、負ければ……。
ほぼ間違いなく、死……!
リスクがでかすぎる……!
「さて、アルス、やる?」
横で飄々と玖渚がそんなことを聞いてくるが。
「いや……今日はやめておく。 まぁ、そのあたりのポーカーでもやってるさ……」
それだけ言い残して、レートが低そうなポーカーの台へと座り、ポーカーを始めることにした。
時折、横目で挑戦者が女性に敗れていくデッドウォーズを見ながら……。
結論だけ言えば、女性は俺が見ていた一晩は無敗で、合計100M近くを巻き上げていた。
挑戦者は最初の一人以外は手持ちがあったようでしっかりと払っていたため、死傷者は出ていなかった。
あ、因みに俺はポーカーでボロ負けした。
唯一フルハウスが揃
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