第五話 DeadWars
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つだけだ。
――――――
夜10時、宿でゴロゴロしていた俺に玖渚からメッセージが入る。
呼び出されるまま宿から出てフィールドに行くと、玖渚が待っていた。
「さて、行くかい。 金とトランプは持ってるよね?」
「ああ、大丈夫だ、問題無い」
どっかのゲームPVでえのっちを英単語表記にしたようなやつが喋ったような言葉で返す。
あれ、これ死亡フラグじゃね?
しかし、当然と言えば当然だが、玖渚はそのネタがわからなかったらしく、普通にそのまま案内を始めた。
……これがジェネレーションギャップか!
まぁ2022年、いや年明けたから2023年か。
あのネタ2011年くらいのネタだからな。
当時学生だった俺と比べればコイツは最悪生まれてないか1歳とかそんなもんだろうし……。
あの時代はよかった、あの時代に戻りたい……。
今はどうだ、あの時代と比べて……。
終わらない不景気に無能の総理、上がらない給料に消費税問題。
泣けてくるぜ……。
これ以上消費税上がったら本当に死んじゃうよ。
そんな感慨深いことを考えながら玖渚に着いて行くうちに、フィールド内にある安全地帯の前まで来た。
安全地帯は洞窟になっていて、中では明かりが灯っている。
しかし、その洞窟の前には門番が……!
「はい、名前とレベル、所属ギルドを教えてねー」
門番の俺よりちょい下くらいの歳の優男の兄ちゃんが俺らに対してそんな言葉を投げかける。
あれか、身分証明しないと入れないってことか。
「玖渚、レベル40、所属ギルドは無し!」
「アルス、レベル42、所属ギルドはディラックだ」
自己紹介を済んで思う、玖渚ってレベル40だったのか……。
一度もステータスなんか聞いたことないからわからなかった。
「おおう、レベルが高いのが来たな。 頼むから中で暴れるなんてことをしてくれるなよ。
中は圏内だが、転移結晶使用不可能エリアになってるから気をつけろよ」
それだけ告げられ、中へと入れられる。
すると、そこには、ホールが広がっていた。
幾つかの机と椅子が並べられ、各々がトランプでゲームをしている。
普通のトランプと違うところは……、机の横にはオレンジカーソルの人間とグリーンの人間が挟まるようにしていて、勝負を見ている。
不正などの禁止の抑止力なのだろうか。
その中でも、眼につくものが1つ。
一番奥の机にある、大きな机で行われているトランプゲーム。
「玖渚、あれは……?」
俺がそれを指差しながら聞くと、玖渚はいやらしい笑みを浮かべながら。
「あれが、さっき説明した、デッドウォーズ……超高レートトランプだ!」
そんなことを、ケラケラと笑いながら言い放った!
「デッドウォ
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