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26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第五話 DeadWars
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腐ってない。
 正々堂々デュエルで決めるところも、ある意味潔い。
 しかも泥棒をやってるだけあって金の扱いに関しては超一流だ。
「ああ、金がない。 手持ちが500kしかない。 家を買うためには大金が必要なんだよ」
 俺がそう言うと、玖渚はゲラゲラと腹を抱えて笑った。
「500k!? 攻略組様が何してんの? kとMを見間違えてるんじゃねぇー?
私は今所持金500Mだけどねー!」
 相変わらずとんでもないインフレ起こしてる金持ちだが……。
 その大半は泥棒で取ったもんで出来た黒い金なんだろう。
「いや、マジなんだよ。 それでどうにか手っ取り早く金を手に入れたいんだが……」
 俺がそう言うと、玖渚はニタニタと怪しい笑みを浮かべた後。
「よしよし。 よかろう。 フレンドのよしみで特別にタダでいい場所を教えようじゃないか。
ただし、増えるかどうかは運次第」
 運次第……?
「どういうことだ? 上手い狩場じゃないのか?」
 俺がそう口に出すと、玖渚はフルフルと顔を横に振った後、何かを企んだような悪い笑みを浮かべながらアイテムストレージをイジると。
 目の前に、1つのアイテムを出した。
「狩場で稼ぐなんてのは所詮1Mまでの世界。 法外な大金を得たいなら、何処の世界でもこれさ」
 そのアイテムは、俺も知ってるし、持ってる。
 だからこそ、嫌な予感もしていた。
「おいおい……まさか……」
 次にコイツが言う言葉がそうでないと心の中で祈りながら、その言葉を聞いた。
「ギャンブル! トランプによるポーカー、大富豪。 そして、オリジナルルールの、デッドウォーズだ!」
 で、デッドウォーズ……!?
「なんだそれ……」
 俺がそう言うと、玖渚はニヤりと笑った後。
「とりあえず来てみなよ。 夜中限定で十二層のフィールド内の安全エリアで行われてるんだ。
まぁ今夜迎えに来たげるから、十二層の宿でもとって夜まで寝てれば?」
 それだけ言って、玖渚はその場から姿を消す。
 ……ギャンブル、か。
 まさかこんなゲーム内でそんなことをするはめになるとは思わなかった。
 確かにリアルで俺はパチスロとかはやってたけどさー。
 ああ、思い出すと若干やりたくはなるんだよな……。
 アドリブでやってART入って上乗せ来た時とか激アツリーチかかった時のあの感覚。
 この世界じゃ経験してねぇな……。
 そういうのも含めれば……一度息抜き程度にやるのも悪くはないかもしれない。
 そうと決まれば、十二層の宿を取らないとな。
 っと、その前にギルメンに今夜はソロやるから付いてくるなってメッセ送っておくか……。
 まぁ今無気力感に苛まれてるギルメンなら着いてこないんだろうけどな。
 そんなことを思いながらもメッセージを送る。
 あとは、夜を待
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