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26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第五話 DeadWars
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「くくく! もらっておくぜ!」
 アルスはしたり顔で、場にあるカードを回収していく。
 なんで……!?
 いや、ここで戸惑ってもしょうがない。
 次、次があるのよ……!
 次は正面場、K!
 ここで、私はAを出す!
 山札から引かれて出たカードは……。
 何故か、Q……!?
 なんで、私がいつ、Qを……。
 いや、違う、このQは……!
 さっき、私が出そうとしたQだ……!
 アルスのKは、当たり前のように出てくる。
「おいおい、どうした……鳩がデザートイーグル食らったような顔してるぜ……!」
「……それを言うなら、豆鉄砲でしょ? マルイのモデルガンでも買ってれば……!?」
 そう、強がっては見たもののこれは非常にまずい。
 何故かはしらないけれど、自動追尾スキルが上手く発動してない。
 それどころか、さっきのJ……何処から出たのか……!?
 今回……何かがおかしい!
 絶対だったスキルによる勝利が……!
 く……次っ!
 次は、相手がA……だから、ここは2が……!
 そう思って、相手が出たカードを確認すると、2……!?
 なんで、ここで2が……。
 私の山札から出たのは、A……!
 ここで、気がついた。
 ああっ……もしかして……!
 私の山札が、ズレてる……!?
 さっきのJから、その後が、1枚づつズレてるっていうの……!?
 なんで、なんでっ……!?
 それに、相手が出すカードが、完全に違う……!
 読み間違い? それとも、自動追尾の失敗……マーキングミス!?
 アルスの背後にいる、私の仲間は……!?
 そう思い、顔を上げると。
 そこに、私の仲間はおらず。
 変わりに、いつもこのホールに来ている少女が舌を出してこちらを見ていた……!
 あれは……確か、玖渚とかいう泥棒!
 私の仲間を、一体どうしたっていうの……!?
 さっきまで、メッセージを送ってきていたのに……。
 ふと、視界にメッセージが現れる。
 他人には見えないタイプの、所謂wisメッセージだ。
 そこに書かれていたのは……。
【いつから私がザサーダだと錯覚していた?】
 ザサーダというのは、私の仲間の名前……!
 じゃあ一体、これは誰……!?
 宛先に、眼をやると……玖渚!?
 嘘……さっきまで、確かにザサーダから……。
 ふと、履歴が見える。
 そこには、宛先が、さっきまでの勝負中、玖渚から送られてきたものになっていた。
 まさか……!
 勝負中に来るメッセージは、ザサーダのものだと思い込んでいた、私の隙をついたの……!?
 やられた……!
 これじゃあ、相手の山札の大半はわからない。
 でも、追跡スキルをつけていたA、K、Qについては……!?
 そう思って捨て札へと眼をやると…
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