魔法先生ネギま!
0465話
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ラ、行くぞ」
「はい!」
こうして、俺とキラはモルゲンレーテへと向かうのだった。
オノゴロ島のモルゲンレーテのエレベータで降りている間、不意にキラが口を開く。
「……にしてもあの子、随分と偉そうでしたけどあっちの世界のお偉いさんの子供か何かですか?」
「いや、あいつ自身がある意味お偉いさんだよ。600年を生きる真祖の吸血鬼だからな」
「……は?」
「ネギま世界は魔法の世界だからな。吸血鬼、悪魔、魔族、ドラゴンといった存在が普通にいるんだよ」
「へ、へぇ……それはちょっと興味深いですね。僕も是非行ってみたいです」
「ゲートで繋がっているのは麻帆良という場所で、そこからさらに向こうの世界のゲートで魔法世界まで転移しないといけないけどな」
そんな風に話しているとエレベータが地下へと到着して扉が開かれ、キラの案内に従ってMS用の格納庫がある場所へと向かう。
「それで改修に関してはどんな具合になったんだ? 色々と苦戦していたようだが」
「そうですね。詳しい話は見てからのお楽しみですが、簡単に言えばシーリオンの能力をどうにかしてM1アストレイに与えようという感じで設計していって……ああなりました」
その言葉と共にMS格納庫の扉が開かれ、その機体が目に入って来る。
普通のM1アストレイよりも1回り……いや、2回りは大きいその機体。
基本的な外観は簡単に言えば鎧を着込んだM1アストレイといった所か。ただしその鎧はM1アストレイの動きを邪魔しないように作られており、鎧……というよりどちらかと言えば外骨格やパワードスーツと言った方が分かりやすい。そしてその鎧の形はどことなくシーリオンを連想させる程度にはその面影を残していた。M1アストレイのバックパックとシーリオンが水中で使用する推進器である電動推進機関がお互いの邪魔をせずに両方設置されている。電動推進機関が組み込まれているという事は、シーリオン同様にステルス性能もある程度高くなっているのだろう。両腕に増設されているパーツは恐らく水中用の魚雷を発射する為のミサイルポッドのような物か。脚の部分にもシーリオン同様の部品が分解されたかのようにしてM1アストレイに装着されており、この辺もシーリオンの系譜と言って間違いない。ただ、違うのはその手にはナイフ……というには大振りなどちらかと言えば小太刀とも取れるような武器を持っていることだ。まぁ、水中でビームサーベルの使用は難しいけどソードストライクのシュベルトゲベールだとコスト的に高い。かといってナイフ型のアーマーシュナイダーでは威力が心許ないので……といった所か。
「なるほど、こう来たか」
「アクセルさん! 良く来てくれました。今日はテストパイロットを引き受けてくれるとか。よろしくお願いします!」
俺の姿に気が付
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