第四話 AUCTION
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らな。
よって、そんなレベルで最前線の雑魚と戦えば。
最悪、ソロですら十二分に倒せるレベルになる。
というか大体一撃〜二撃だ。
それでもスイッチを使って倒すのは経験値が平等に行くためであって、別に各々はソロでも倒せる。
しかしそれでも、戦闘時間の短縮になるためPTを組んでいた方が効率的ではある。
PTプレイの最大のメリットは大量生産大量消費だ。
沸き時間の短縮、戦闘時間の短縮、それによって得られるドロップ率の上昇、各々の疲労の減少。
さらにソロでは絶対に得られない絶対的な安心感。
デメリットとしては息が合ってないとソロよりも面倒ということ。
さらに危機感が若干薄れる、ってところか。
縛られてる状態だから、人によってそれに窮屈感を覚えることもあるかもしれないしな。
よく勘違いされるのは、PTプレイをしてるやつはソロよりも技術が劣っていると思われるとこだろうが。
PTプレイでうまくできるやつはソロでも強いんだよ。
ノウハウ、技術、情報量がソロのそれとは遥かに違うからな……。
例えばモンスターってのには初めから設定されてるモーション、攻撃パターンがあるわけだ。
それはSAOだろうがなんだろうが、ゲームである以上変わらない。
そのモーションの動きが何通りあろうが、数をこなせばその動きはなんとなくわかってくる。
AIが学習機能を持ったところで、所詮今の技術じゃ人を超えることは出来ない。
人が作ったものが人を超えちまったらターミネーターの世界だぜ。
1bit、1ドット、1数値で全部が変わるのがゲームだ。
なんとなくでいいから、それを理論化して、技術に出来るやつが、強い。
全部わかるゲーム製作者みたいなやつがいたら、マジで無敵なんだろうけどな。
まぁそれはともかく、俺達みたいなPTプレイにおいてはそれらの理論と技術は必要不可欠だ。
ゴリ押しで倒せることもあるが、それを何処まで効率化できるかがレベル上げの肝だ。
特に最前線で戦ってる俺らにとって未知の敵との遭遇なんてのは日常茶飯事で。
最悪の即死攻撃を持ってると思ってかかって、なんてことなかった、なんてのも当たり前。
兎に角、相手の情報を全て引き出す、その上で倒す。
それが攻略への近道だ。
故に、隠し部屋のような不確定要素も探さなければならない。
そんなことを思って歩いていると。
「うわっ、と」
桜花が何か変なスイッチを踏んづけやがった。
思わず、全員が臨戦態勢を取るが……。
それによって現れたのは敵ではなく、隠し部屋だった。
「お、ナイスじゃん、桜花!」
「こりゃラッキーだな!」
「しかも見て、宝箱あるよ!」
俺も含めて桜花を褒めると、桜花は暫く困惑した後。
「……まぁ、ウチだか
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