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26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第四話 AUCTION
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た服装をしている。
 まぁコイツは盾役と言っても、マルチウエポンタイプで状況に応じて激浪と言う名の戦槌を使いこなす。
 激浪は俺のグリュンヒルと同じ強化型武器だ。
 火力としても申し分がない働きをしてくれる頼れるメンバーだ。
 もう一人は、桜花が呼んだツレの一人、レイカとかいうやつ。
 高レベルの特殊武器使い。
 SAO内には特殊武器というものが幾つか存在しており、例としてはナイフやハリセン等がそれに当てはまる。
 ネタ武器として某ネトゲのように、レイトウマグロ等というものも存在するが……。
 その中でも極めて異彩を放つのが、アサルトライフルとアハトアハトである。
 どう見てもこの世界で存在しちゃいけない武器ではあるが、射出機能無しで存在している。
 というかあったら色々と酷いことになるだろう。
 レイカは何故か、黒とエメラルドグリーンを基調とした紳士風の格好でこのアサルトライフルを運用する。
 武器としての種類は特殊リーチの昆と槍。
 バヨネットと呼ばれる専属の特殊アイテムで強化することで槍になる。
 これをレイカは装備している。
 他から見ればSAOらしくない、物騒な格好である。
 特殊リーチのため、通常の槍よりも短いものではあるが……。
 何故か知らないが攻撃力は非常に高い。
 専用スキルとして、トリガーを引くと攻撃に追加ダメージが付与される。 何処のFF8の世界の武器だ、これは……。
 攻略組と共にこのPTで参戦しているだけあって、全員レベルは高い。
 攻略組のやつらとも最近交流が出来たことで、顔見知りがまた増えた。
 クラディールとかいうやつは俺と同じ大剣使いだったが、上げているスキルが違うため、大剣使いとして話していて面白いやつだった。
 まぁ、たまにセミ犯罪者的な発言が目立つが……。
 そいつと同じギルドのゴドフリーっていうおっさんもかなりいい人だった。
 最近はよく一緒に飲み食いすることが多い。
 まぁしかし、クラディールもゴドフリーもギルドの人間だ。
 フリーな俺とは都合が合わなくなることも多い。
 ……やはり、考えるところはあるな。
 ギルドに入らないのは確かに気楽だ。
 変な縛りもなければ、集会もない、仲間に気を使わなくてもいい。
 だが……。
「……ギルド、か」
 どうしても気になる単語を、口から漏らしてしまう。
 すると、そんな俺のため息を自慢の地獄耳で聞いたのか。
「あ、作る? ギルド。 今作る?」
 桜花がうざったく俺に向けて言葉を発してきた。
 無駄に耳がいいってのもどうかと思うぜ。
 眼鏡かけてるから眼は悪いんだろうけどな。
「なんだアルス、作りたいならそう言えよ。俺らはいつでも準備できてるぜー?」
 そして桜花に便乗するように言うのが天乃だ。

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