暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターンEX−2 鉄砲水ともう一つの『真紅』
[4/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て来たわけだ。正直あいつには俺一人じゃ勝てる気がしねえが、お前程度ならギリギリ俺の足を引っ張ることもなく肉壁ぐらいにはなってくれそうだからな。せいぜい時間稼げよ、その隙に俺が止めさすから」
「おいちょっと待てコラ!」
「お、見つけた。あれだ、あの金髪」

 認めてるんだか認めてないんだかわからない散々な言いように文句を言いかけた時、富野が不意に目の前の崖を指さした。

「なるほど確かに金髪だ」

 生前から英語は苦手なので金髪を見ただけでちょっと帰りたくなっていたりする。

「落ち着け、日本人だバカ。………おいてめぇ、よくも俺のレッド・デーモンズを侮辱しやがったな!あの時の借りを返しに来たから勝負しろ!」
「あらら、富野センパイってばもう追いかけてきちゃったの?で、そっちの男の人が助っ人?ふーん。あ、申し遅れたけど僕の名前は遊。遊戯王の遊って書いて(あそぶ)ね。ここで死んでもらうから短い付き合いにしかならないだろうけど、とりあえずよろしく」
「………なあ富野」
「なんだ」
「…………お前、ほんっとにあんなチャラそうな奴に負けたのか?」

 物騒なセリフはガン無視することにして、見た目の印象だけで聞くことにしたらしい。

「あの男は見た目で判断しない方がいいぞ。あんな人畜無害そうな顔でも中身はとんでもない化け物だし、腕だって立つ。そもそも、あいつがなんで転生者から転生者狩りになったかってーとだな。あいつ、転生した世界で闇のゲーム仕掛けまくって登場人物を原作主要キャラからモブに至るまで全滅させて世界ひとつぶち壊しちまったんだよ」
「はあ!?そんなことできるもんなのか!?だいたい……」

 いくらなんでもこれだけは嘘だろうと思って何か言おうとしたが、その声は当の本人に遮られた。

「ねえねえー、お二人さん。いいから早く始めようよー。バトルロワイヤルルールでいいからさ」
「ちっ、しょうがねえ!話は後だ、始めるぞ!」

「「「デュエル!!」」」

「あはは、先行は僕ねー。ドローして、神機王ウルを召喚!さらにカードをセットしてターンエンドっと」

 神機王ウル
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1600/守1500
このカードは相手フィールド上に存在する全てのモンスターに
1回ずつ攻撃をする事ができる。
このカードが戦闘を行う場合、相手プレイヤーが受ける戦闘ダメージは0になる。

「ウル……何をたくらんでやがる?俺のターン、ここは様子見が無難か。手札断殺を発動、さらにオーロラ・ウィングを守備表示で召喚。これでターンエンド」

 オーロラ・ウィング 守1600 攻1200→800

「最後は俺のターン!最初から飛ばしていくぜ、融合を発動!手札のビッグ・ピース・ゴーレムとスモール・
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ