第九話「決戦/DECISIVE BATTLE」
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
陣へバルディッシュを刺した。海は激しく暴れ狂い、そして海面から六つの光の柱が飛び出した。ジュエルシードである。
「六つも同時に封印しようだなんて……流石にフェイトでも力が限界に」
アルフはフェイトの無理を見て彼女の様態を心配する。
「アルフ!空間結界とサポートをお願い!」
フェイトが彼女へ振り返り、支持を出した。
「ああ、任せといて!」
それに従い、アルフは目の前の暴走する大規模なジュエルシードを睨んだ。
「どんなことがあっても、フェイトを守って見せる!ゼロ……わるいけど、アンタとの約束、守れそうにないよ。アンタの代わりにあたしが犠牲になってやるさ!」
*
僕たちはブリッジへと息を切らして辿りつき、スクリーンパネルから映る現場の映像を目にした。
「何とも、呆れた無茶をする子だわ!?」
リンディ提督がそう叫んだ。
「全く無謀ですね?これでは自滅です」
と、クロノ。
「フェイトちゃん!?」
映像を目になのはが叫ぶ。しかし、彼女の隣にはゼロ君がいなかった。
「ゼロ君は……?僕たちを現場へ連れて行ってください!」
「お願いします!私たちを早くあの現場に……」
しかし、僕らの声にクロノはこう答えた。
「その必要はないよ?あのまま放っておけば、彼女は自滅する……」
「え、そんな……!?」
僕は暴れる大海原と格闘するフェイトの映像を見た。
「仮に自滅しなかったにしても、魔力を失って動かなくなったところを叩けばいい」
「で、でも……!」
なのはは納得ができないが、そんな彼女にかまわずクロノが指示を出す。
「今の内に捕獲を……」
「了解!」
一方、フェイトは渦と津波、稲妻が巻き起こすジュエルシードの暴走に苦戦を強いられていた。そして、彼女の魔力は弱まって行き、バルディッシュから釜の光が消えてしまった。
「!?」
そして、彼女は暴走の稲妻の直撃を食らいダメージを追ってしまう。
「フェイト!?」
アルフも稲妻が直撃し、彼女の力もそろそろ限界に近付いてきた。
「……ッ!」
息を切らしながらフェイトは必死で食らいつく。
そんな状況を映像で見ている僕たちは何もしないままただ彼女が力尽きるのを見物していた。
「残酷かもしれないけど、これが私たちの選んだ最先端の答えなの……」
後ろで何とかしたい僕らに提督がそう告げる。しかし、事態は予期せぬ方向へと向かった。
「十一時の方向に高エネルギー反応を感知!」
レーダー班が叫び、辺りは全員驚き、提督は席から立ち上がった。
「なんですって!?」
「この反応は……ろ、ロックマン!?モデルZです!!」
「ゼロ君……!?」
苦戦するフェイトのもとへゼロがようやく駆けつけにきたのだ。
「くぅ……そろそろ限界なの!?」
限界に苦しむフェイトへ目がけ、巨大な津波と稲妻が襲いか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ